花山剣【ハナヤマツルギ】(観賞樹)
登録番号 | 第13283号 | |
登録年月日 | 2005年 6月 22日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 花山剣 よみ:ハナヤマツルギ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 館林市 | |
品種登録者の住所 | 群馬県館林市城町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 島野好次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、オオヤマツツジの偶発実生から育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花は鮮紫ピンク色の中輪で、庭園及び緑化樹向きの品種である。樹姿枝張りは狭株立状、樹高は高木性、2年枝の太さは中、萌芽枝の色は緑、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は鋭脚、葉身長は短、最大幅は狭、葉柄長は短、新葉表面の色は淡緑、春葉表面の色は緑、斑入りは無、表面の光沢は弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は水平である。花の向き姿勢は横向き、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは中、花冠上半及び下半の形は狭倒披針形、裂片の先端の形は狭く円い、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は弱、花の直径及び切開いた最大幅は中、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、花喉部のブロッチは中、形は小点の集合、色は鮮赤紫(同9507)である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は淡紫赤、柱頭の色は黄、がくの有無は有である。葉の持続性は半落葉、開花期の早晩はやや早、四季咲性は無である。「アスカガワシボリ」及び「オオムラサキ」と比較して、花冠上半及び下半の形が狭倒披針形であること、内側の主色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に出願者の公園(群馬県館林市)において、オオヤマツツジの偶発実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「剣の舞」であった。 |
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