花巻ヴィーナス【ハナマキヴィーナス】(草花類)
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登録番号 | 第13500号 |
登録年月日 | 2005年 10月 24日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 花巻ヴィーナス よみ:ハナマキヴィーナス |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 安藤賢吾、伊藤博栄 | |
品種登録者の住所 | 岩手県花巻市南城167、岩手県紫波郡矢巾町大字北伝法寺第15地割72番地2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 伊藤博栄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ササリンドウにエゾリンドウの実生選抜系を交配して育成されたものであり、花は内面上部が明赤味紫色、中部が淡紫ピンク色、外面が明赤味紫色で、鉢物向きのやや晩生種である。植物体の形状は中間型、草丈は40~59㎝である。茎の直径は3.0~4.9㎜、横断面の形状は円形、色は緑、着色程度は多である。1節側枝発生数は1~4、2節以上の側枝発生数は7~12、1節側枝発生位置は上部のみである。葉長は5.0~6.9㎝、葉幅は1.5~1.9㎝、葉身の形状は披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は頂部より、頂部の着花数は5~8、茎当たりの総花数は20~29である。花冠の形状は鐘形、長さは5.0~5.9㎝、直径は1.2~1.5㎝、先端の直径は2.5~2.9㎝、転回はやや外反転、花冠内面上部の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、中部の色は淡紫ピンク(同8902)、外面の色は明赤味紫(同8905)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は中、外面の斑点は少、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは10~11㎜、幅は8~9㎜、形状はⅣ型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期はやや晩で、育成地(岩手県志波郡矢巾町)では9月上~中旬である。「衣川ピンク」と比較して、草丈が低いこと、花冠内面上部及び外面の色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に育成者のほ場(岩手県志波郡矢巾町)において、購入したササリンドウにエゾリンドウの実生選抜系を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ヴィーナス」であった。 |
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