芥川賞・直木賞候補作を多数輩出とは? わかりやすく解説

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芥川賞・直木賞候補作を多数輩出

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 19:20 UTC 版)

九州文学」の記事における「芥川賞・直木賞候補作を多数輩出」の解説

元々、福岡県同人誌地方文芸誌としてスタートした九州文学』だが、特筆すべきはその掲載作品執筆陣から、多数芥川賞及び直木賞候補者受賞者火野葦平後述)を輩出したことが挙げられる創刊時メンバー中心人物である火野葦平は、『九州文学第2期参加直前1937年昭和12年日中戦争応召し出征前に書いた糞尿譚』が翌年第6回芥川賞受賞したことを陣中で知る(戦地行なわれ授賞式には日本から小林秀雄おもむいた)。 同じく岩下俊作も、代表作となる『富島松五郎伝』(「九州文学1939年10月号。「オール讀物1940年6月号に転載)で、1939年下半期第10回直木賞候補、翌1940年上半期第11回直木賞文藝春秋社候補挙げられる。さらに、「辰次と由」で同年下半期第12回直木賞候補、「西域記」(「九州文学1940年9月号 - 1946年9月号に連載)で連載途中1943年上半期第17回直木賞候補となった劉寒吉は、1939年昭和14年)『九州文学』に発表した人間競争」で、第11回芥川賞予選候補1943年昭和18年)「翁」を『九州文学5月号に発表第17回芥川賞候補同年十時大尉」を『文芸読物10月号に発表第18回直木賞候補1944年昭和19年)の「古戦場」で第19回芥川賞予選候補となっている。1955年昭和30年)「風雪」を『九州文学3月号、4月号に発表第33回直木賞候補作となる。 原田種夫岩下・劉とほぼ同時期、1939年昭和14年)「風塵」で第10回芥川賞予選候補1943年昭和18年)「家系」で第18回直木賞候補ノミネートされた後、1953年昭和28年)「南蛮絵師」で第30回直木賞候補、翌1954年昭和29年)「竹槍騒動異聞」で第32回直木賞候補になる。

※この「芥川賞・直木賞候補作を多数輩出」の解説は、「九州文学」の解説の一部です。
「芥川賞・直木賞候補作を多数輩出」を含む「九州文学」の記事については、「九州文学」の概要を参照ください。

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