細胞毒性
(細胞傷害性 から転送)
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細胞毒性(さいぼうどくせい、英: cytotoxicity)とは、細胞に対して死、もしくは機能障害や増殖阻害の影響を与える、物質や物理作用などの性質をいう。細胞傷害性ともいう。ただし「細胞毒性」は外来物質による傷害の意味に用いることが多く、一方免疫系、補体系やサイトカインによる作用(細胞傷害性の節参照)に関しては普通「細胞傷害性」の語を使う(英語ではいずれも同じCytotoxicity)。細胞毒性の要因としては、細胞を形作る物質・構造の破壊、細胞の生存に必須な活動(呼吸、基本的代謝、DNA複製、転写、翻訳等)の阻害、細胞周期や細胞内シグナル伝達への影響など、様々なものが考えられる。
細胞傷害性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 08:37 UTC 版)
体内では腫瘍・感染症などへの防御的免疫反応として、特定の細胞に対する細胞傷害が働いている。これらは以下のように分けられる。 抗体依存性細胞傷害性(ADCC) - 細胞表面の抗原に対する抗体で標識された細胞が細胞傷害性T細胞に攻撃される リンパ球依存性細胞傷害性 - 異常細胞(抗体は必要ない)がナチュラルキラー細胞に攻撃される 補体依存性細胞傷害性 また、細胞傷害性サイトカイン(腫瘍壊死因子、リンホトキシンなど)は細胞にアポトーシスを誘導する作用がある。
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