ホルマザン色素とは? わかりやすく解説

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ホルマザン色素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 21:55 UTC 版)

ホルマザン色素(ホルマザンしきそ、英: formazan dye)は、ホルマザン構造を持ち、脱水酵素還元酵素を対象とした研究で利用される人工的な色素の総称である。アゾ化合物の一種であり RNH-N=CR'-N=NR''(R および R' は通常アリール基)という基本構造をもつ。 酵素反応や、NADH または NADPHとの直接の作用により、テトラゾリウム塩還元を受けると対応するホルマザン色素が生成する(右上式)。用いられるテトラゾリウム塩の種類によって、生成するホルマザン色素は暗青色から暗赤色、オレンジ色におよぶさまざまな色を示す。ホルマザン色素には水溶性のものと、水不溶性のものがある。


  1. ^ Marshall NJ, Goodwin CJ, Holt SJ (June 1995). “A critical assessment of the use of microculture tetrazolium assays to measure cell growth and function”. Growth Regul. 5 (2): 69–84. PMID 7627094. 
  2. ^ Scudiero DA, Shoemaker RH, Paull KD, et al (September 1988). “Evaluation of a soluble tetrazolium/formazan assay for cell growth and drug sensitivity in culture using human and other tumor cell lines”. Cancer Res. 48 (17): 4827–33. PMID 3409223. http://cancerres.aacrjournals.org/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=3409223. 
  3. ^ Altman FP (1976). “Tetrazolium salts and formazans”. Prog Histochem Cytochem 9 (3): 1–56. PMID 792958. 


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