管理の方針とは? わかりやすく解説

管理の方針

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 19:19 UTC 版)

気道感染」の記事における「管理の方針」の解説

気道感染マネジメント基本はまず、トリアージとして入院適応隔離必要性検討し感染症疾患特定起炎菌特定治療の決定という流れで進む。 トリアージ 入院適応のある重症感染症か?これはバイタルサイン呼吸状態によって評価される場合が多い。また気道感染場合は、空気感染するものが多く隔離必要性考慮する隔離必要な疾患としてはインフルエンザ麻疹百日咳結核SARSなどが知られているが対応は明らかに異なる。結核ならば結核病床での入院となるが、インフルエンザならば感染リスク説明のみで帰宅できることが多い。これらは起炎菌同定されるまでわからないため、咳や痰がある患者否定されるまで感染症として扱い疑わしき隔離対象とするのが原則である。 感染症疾患特定 問診身体所見X線写真心電図採血喀痰検査などが行われる。感染部位診断としては可視域ならば視診可視域でなければX線写真理学的な所見参考とする。特に疼痛部位とその性状重要な情報となる。 起炎菌同定 確定診断培養よる。しかし、迅速キット普及正確な部位診断によって予測可能な場合が多い。 治療の選択 抗菌薬はじめとする化学療法ドレナージといった治療を行う。院内発症場合施設により起炎菌薬剤感受性異なるためサーベイランス情報が重要となってくる。抗菌薬抗ウイルス薬必要な疾患を以下に纏める抗菌薬適応となる気道感染 A群β溶血性連鎖球菌STDによる咽頭炎インフルエンザ中耳炎喉頭蓋炎気管支炎(特にマイコプラズマ)、肺炎、肺化膿症膿胸など 抗菌薬適応とならない気道感染 インフルエンザ以外の感冒A群β溶血性連鎖球菌STD以外による咽頭炎クループマイコプラズマ以外の気管支炎胸膜炎心膜炎など

※この「管理の方針」の解説は、「気道感染」の解説の一部です。
「管理の方針」を含む「気道感染」の記事については、「気道感染」の概要を参照ください。

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