第二次世界大戦前のミンダナオ島とは? わかりやすく解説

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第二次世界大戦前のミンダナオ島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 23:49 UTC 版)

イスラム教徒ミンダナオ自治地域」の記事における「第二次世界大戦前のミンダナオ島」の解説

フィリピンの歴史において、ミンダナオ島、特に西部地区他の地域とは異なった国家長年にわたり構えており、独自の文化アイデンティティ育んできた。スペイン人によるフィリピン植民地化1565年セブ島より始まっているが、ミンダナオ島西部はそれに先立つ15世紀以来イスラム教盛んな地方となっていた。 1380年スールー諸島西端にあるタウィタウィ島アラブ人イスラム教伝道師到来し以来先住民イスラム教への改宗進んだ1457年にはスールー王国成立その後ミンダナオ島本土マギンダナオ王国やブアヤン王国誕生しフィリピン北部中部部族にもイスラム教広がったが、16世紀後半以降ミンダナオ島以外はスペイン征服された。 フィリピン大部分スペインの植民地だった時代ミンダナオ島西部スルタンたちは独立保ち繰り返されるスペイン人侵入防ぎミンダナオ島北岸スペイン人築いた植民都市対す反撃征服行ったが、19世紀後半至りスペイン支配下置かれ最後に残ったスールー王国スペインによる主権認めた。しかしこの後スペイン人による統治は完全なものではなく米西戦争結果スペインフィリピン放棄するまで、植民地支配の及ぶ範囲軍隊駐屯地サンボアンガコタバトといった都市部限られた米比戦争時期モロの反乱起きたが、最終的に1910年代アメリカ軍制圧され次第フィリピン他地域同様の統治が行われるようになった。またアメリカ植民地政府フィリピン・コモンウェルスの下で、ミンダナオ島全体ルソン島ビサヤ諸島キリスト教徒入植しムスリムミンダナオでも少数派となっていった。

※この「第二次世界大戦前のミンダナオ島」の解説は、「イスラム教徒ミンダナオ自治地域」の解説の一部です。
「第二次世界大戦前のミンダナオ島」を含む「イスラム教徒ミンダナオ自治地域」の記事については、「イスラム教徒ミンダナオ自治地域」の概要を参照ください。

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