第二次世界大戦から初登頂前までとは? わかりやすく解説

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第二次世界大戦から初登頂前まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 04:31 UTC 版)

エベレスト」の記事における「第二次世界大戦から初登頂前まで」の解説

翌年以降第二次世界大戦の影響登山行われなかった。 1949年ネパール鎖国解き初めネパール側の登山可能になる逆にそれまで唯一のルートだったチベット側は中国支配下置かれたことで閉鎖された。ネパール開国は、戦前アジア強い影響力持ったイギリス独占してきたエベレスト遠征に、世界各国門戸開かれたことを意味していた。 1951年イギリスマイケル・ウォード、トム・ボーディロン (Tom Bourdillon)、ビル・マーリがネパール側から入って山頂へのルート探索を行うことにし、エリック・シプトン隊長として迎える。ネパール到着後、クムト・パルバット遠征終えたニュージーランド隊から2名、アール・リディフォードとエドモンド・ヒラリー参加。シプトンは1935年メンバーだったニュージーランド人ダン・ブライアントに好印象持っており、そのことニュージーランド人参加つながった一行難所アイスフォール突破しウェスタン・クウムにいたる、現在でもよく使われる南東ルート発見する。この遠征帰途メンルン氷河近くでシプトンは雪上に残る「巨大な足跡」を発見、のちに未知の生物イエティ」のものだと喧伝されることになる。 1952年スイスネパールから1952年入山許可得たが、イギリス1953年入山許可し得られなかった。動揺したイギリス合同遠征隊を提案する拒否されるスイス隊はエドゥアール・ウィス・デュナンを隊長とし、アルプス鳴らした屈指の登山家たちレイモン・ランベール (Raymond Lambert)、アンドレ・ロッシュ、ルネ・ディテール、エルンスト・ホッフシュテッターらを擁してエベレスト挑んだ。同隊はシェルパとしてテンジン・ノルゲイ指名して参加要請テンジンはこれが4度目エベレスト登攀になった一行アイス・フォール超え巨大なクレバスに道をさえぎられたが、ジャン・ジャック・アスパーがザイルつかってクレバス反対側に渡ることに成功し、そこにをかけてウェスタン・クウムへの道を開いた最終的にランデールとテンジンそれまでの最高高度8611 mに達し頂上目前だったが天候恵まれず撤退この年ソ連秘密裏遠征隊を送り込んで壊滅したといううわさが西側メディアで流れたが、詳細明らかにならなかった。

※この「第二次世界大戦から初登頂前まで」の解説は、「エベレスト」の解説の一部です。
「第二次世界大戦から初登頂前まで」を含む「エベレスト」の記事については、「エベレスト」の概要を参照ください。

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