第三世界への関与
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 10:00 UTC 版)
第三世界と呼ばれる国々の中にも、冷戦中にソ連の影響を受けたものがある。ソ連は「社会主義発展の道を進んでいる国々」を、東欧やベトナム、キューバのような「社会主義が発達した国々」に引き上げようと運動を続けた。対象国はソ連から軍事的・経済的援助を受け、様々な面でその影響を受けた。しかし様々な理由で援助が途切れ、友好国が転覆の憂き目に遭ったり、ソ連との同盟関係が失われたりすることもしばしばあった。 以下に挙げるソ連の影響を受けた国のうち、共産主義国でないものはイタリック体で示している。 エジプト (1954–1973) シリア (1955–1991) イラク (1958–1963, 1968–1991) ギニア (1960–1978) マリ (1960–1968) ビルマ (1962–1988) ソマリア民主共和国 (1969–1977、1977年のオガデン戦争でソ連と破局し、アメリカ陣営に転ずる。) アルジェリア (1962–1990) ガーナ (1964–1966) 赤道ギニア (1968–1979) ペルー (1968–1975) スーダン (1968–1972) 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 (1969–1991) コンゴ人民共和国 (1969–1991) チリ (1970–1973) カーボベルデ (1975–1990) サントメ・プリンシペ (1975–1991) イエメン人民民主共和国 (1967–1990) インドネシア (1959–1965) インド (1971–1989) バングラデシュ人民共和国 (1971–1975) マダガスカル民主共和国 (1972–1991) ギニアビサウ (1973–1991) デルグ (1974–1987)/ エチオピア人民民主共和国 (1987–1991) ラオス人民民主共和国 (1975–1991) ベナン人民共和国 (1975–1990) モザンビーク人民共和国 (1975–1990) アンゴラ人民共和国 (1975–1991) セーシェル (1977–1991) アフガニスタン民主共和国 (1978–1991) グラナダ人民革命政府 (1979–1983) ニカラグア (1979–1990) カンプチア人民共和国 (1979–1989) ブルキナファソ (1983–1987) これに加えて、 ガイアナ タンザニア、 ポルトガル、 スリランカは憲法で社会主義国家と自称していたが、ソ連が「社会主義発展の道を進んでいる国々」と見なすことは無かった。[要出典]
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