第三世代「VVVF化」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:12 UTC 版)
「名古屋市営地下鉄」の記事における「第三世代「VVVF化」」の解説
制御方式:GTO素子→IGBT素子VVVFインバータ制御 車体構造:ステンレス鋼車体 1989年(平成元年)の桜通線開業にあたり、最新の車両技術と電子技術を駆使し、省エネルギーと省メンテナンスと共に乗り心地向上や快適性追求のため、従来にない新型車両の開発が進んだ。1987年(昭和62年)に登場した桜通線6000形ではVVVFインバータ制御のほか、オールステンレス車体、ボルスタレス式空気ばね台車、LED式車内案内表示器、ホーム監視映像モニタが初採用された。以降、2007年(平成19年)の東山線N1000形登場まではこれが名古屋市交通局の第三世代の標準車両となり、東山線、名城線、鶴舞線、上飯田線と全路線に展開された(上飯田線7000形は当初よりIGBT素子)。 また、従来の車両は約30年程度で廃車されたものが、第三世代以降の車両は車体構造がステンレス鋼製で丈夫なことから、より長期にわたって活躍することが見込まれており、名古屋市の長期維持管理計画では約40年超の使用が見込まれている。ただし、鶴舞線3050形3159編成は第二世代車両との混成編成のため、2019年(令和元年)9月26日に廃車された。 車体は丈夫な一方で、主要電気機器は劣化が早いことから、経年約20 - 25年程度での更新が進んでいる。
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