第三世代(1990年 - 1995年):フルコンテンツ辞書の登場
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CD-ROM辞書の開発から派生した携帯型の電子辞書として、ソニーから電子ブックプレーヤーの「DATA Discman DD-1」が1990年7月に発売された(詳細はCD-ROM辞書参照)。そして、日本で最初の本格的なIC電子辞書は、研究社とセイコー電子工業が1992年1月に発売したIC辞書「TR-700」で、研究社の『新英和・和英中辞典』の二冊の文字情報をすべて収録し、フルコンテンツ辞書と呼ばれた。これ以降、電子辞書の主流はIC電子辞書へと移り、そのIC辞書も主に使い勝手や形状の差から、フルコンテンツ型の本格派電子辞書と、スタンダード型と呼ばれる安価な簡易型電子辞書に二極化していく。
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