第三世代、それ以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:55 UTC 版)
「オーステナイト・フェライト系ステンレス鋼」の記事における「第三世代、それ以降」の解説
1990年代以降になると、さらに高モリブデン・高窒素の二相ステンレス鋼が開発された。現在、「スーパー二相ステンレス鋼」と呼ばれる鋼種群の誕生である。さらに厳しい腐食環境に耐えるステンレス鋼の需要に応じて開発されたもので、石油・ガス産業などで広く活用されてきた。 2000年代以降は、高深度の油井・ガス井での採掘などのために、「ハイパー二相ステンレス鋼」と呼ばれる、スーパー二相系からさらに耐食性を高めた鋼種も開発された。また、低価格化を目指してニッケル、モリブデンの添加量を抑えつつ、オーステナイト系の304系や316系と同等の耐食性を持つように設計された「リーン二相ステンレス鋼」も、2000年代以降に本格的な実用化が始まった。二相系が大きな市場を開拓するために、リーン二相系は近年の主流な研究開発の一つである。
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