第三世代の認知行動療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 03:04 UTC 版)
「認知行動療法」の記事における「第三世代の認知行動療法」の解説
文脈的認知行動療法ともいう。認知の機能に注目し、マインドフルネスとアクセプタンスを重視しているという共通点があると指摘されている。 マインドフルネス認知療法(MBCT) マインドフルネス認知療法は、瞑想の技法を取り入れ、自動生起する思考にとらわれることなく、あるがままの状態に集中するという訓練である。1979年に仏教的な実践を痛みの患者に応用したマインドフルネスストレス低減法(MBSR)を基として、1990年代にうつ病の治療のためにマインドフルネス認知療法(MBCT)へと変換された。他にアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)があり、これは受容という面に焦点を当てている。 弁証法的行動療法 (Dialectical Behavior Therapy:DBT) 弁証法的行動療法は、1980年代から90年代にかけてマーシャ・リネハンが境界性パーソナリティ障害に特化させて技法を開発し、感情が不適切だと感じたなら、正反対の行動をとることや、禅の技であるマインドフルネスという、自分の呼吸や、感情が生じては去っていくまでを行動せずにただ観察することといった、要素を持つ。その著作は、原著名で『境界性パーソナリティ障害の認知行動治療法』Cognitive-Behavioral Treatment of Borderline Personality Disorderである。
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