MBSR(Meson Beam Stabillzing Regulator)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/16 01:27 UTC 版)
「メソン・カノン」の記事における「MBSR(Meson Beam Stabillzing Regulator)」の解説
中間子ビーム安定化調整器の意。「大エネルギー荷電粒子コンデンサー」の技術を用いた、中間子ビームの安定供給装置。大エネルギー荷電粒子コンデンサーとは、アトモスリングで加速した陽子ビームを非中性プラズマ状態で一時的に蓄積、必要に応じて適時取り出すことで、陽子ビームの自在な出力調整を可能とする特殊技術である。パイ中間子は平均寿命26n秒という非常に不安定な粒子であり、従って中間子の崩壊によって得られる崩壊ミューオンビームも連続した生成は難しい。MBSRは中間子の生成に必要な陽子ビームの出力を随時調整することで、中間子の安定した連続生成を行い、メソン・カノンに送り込む崩壊ミューオンビームを大出力化する。これにより、間欠照射型のパルスビーム砲であるメソン・カノンは、一見棒状のビームに見えるほどの連続照射が可能となる。
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