立候補が予想された候補者達
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「2007年イギリス労働党党首選挙」の記事における「立候補が予想された候補者達」の解説
ブレアが辞任を表明してから、メディアは次期党首候補として様々な労働党の幹部達に注目したが、彼らの多くは公然と立候補を否定した。以下、肩書きは当時のもの。 チャールズ・クラーク(Charles Clarke) 前内務大臣。デイヴィッド・ミリバンドが出馬しないなら、自身が立候補すると主張していた。しかし、後に態度を軟化させ、ブラウンに歩み寄ると共に、党首選出は無投票が望ましいと述べた。次期政権に入閣したいことを明らかにしていたが、ブラウン内閣では登用されなかった。 ジョン・ハットン 労働および年金大臣。ゴードン・ブラウンへの対抗馬を立てるべきと主張していたが、5月6日、ブラウンへの支持を表明した。ブラウン内閣でビジネス・企業および規制改革大臣に就任。 アラン・ジョンソン(Alan Johnson) 教育技能大臣。2006年秋ごろ、周囲からはジョン・リードと共に有力候補として見られていたが、後にブラウン支持にまわった。副党首選挙に出馬したが、次点に終わった。ブラウン内閣で保健大臣として入閣。 マイケル・ミーチャー(Michael Meacher) 前環境大臣。出馬の意欲を見せていたが、推薦人の確保に失敗し、撤退せざるをえなくなった。4月27日にはマクドネルと共に、ブレア退陣の時点で推薦人の人数が少なかったほうが撤退し、もう一方を支援する協定を確認したが、双方の支援者の距離が近すぎることを理由に、後に期限は延期になった。5月14日にはマクドネルへの支持へまわったが、ミーチャーの支援者が全てマクドネルに移ったわけではなかった。 デイヴィッド・ミリバンド 環境、食料および農村大臣。労働党の若手ホープ。2007年春の段階では、ブレアが彼を後継者とみなしているのではないか、周囲から立候補を要請されているのではないかという憶測が強かった。しかし、後に党首選に立候補しないこと、ブラウンに投票することを公式に表明した。ブラウンはミリバンドの立候補を最も恐れていたとも言われ、後のブラウン政権で彼が外務大臣という重要ポストに起用されると、このとき立候補を控えたことへの論功行賞ではないのか、という憶測が流れた。 アラン・ミルバーン (Alan Milburn) 5月11日、出馬の意向が無いことを表明。それ以前からも不出馬をほのめかしていた。 ジョン・リード 内務大臣。出馬の意向については明らかにしていなかったが、5月6日にブラウンへの支持と、ブレア退陣と共に内閣を去ることを表明した。 ジャック・ストロー 庶民院院内総務・王璽尚書。 5月25日、ゴードン・ブラウンへの支持を表明。ブラウンが首相に就任すると、大法官兼法務大臣に任命された。
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