移植と逆移植とは? わかりやすく解説

移植と逆移植

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 18:47 UTC 版)

アダルトゲーム」の記事における「移植と逆移植」の解説

ギャルゲー化という手法確立したことでアダルトゲームコンシューマゲーム機への移植ハードルが下がると、今度逆にコンシューマゲーム機発売されギャルゲーWindows版移植されるようにもなった。その中には単純にWindowsにエミュレートしただけの作品もあるが、中にはギャルゲー性的描写追加しアダルトゲームとして発売した作品存在するこのようなWindows版移植作品指してコンシューマゲーム機からアーケードゲームへの移植同様に「逆移植」と呼ぶこともある。 最初事例は『6インチまいだーりん』(1998年KID)が翌年あいりゅによってアダルトゲームとしてWindows移植されたものと考えられるが、この作品段階では原作自体知名度低さもあって一般化しなかった。その後いくつかあったが、CERO15歳以上対象ギャルゲー発売され『ToHeart2』2004年アクアプラス)をアダルトゲーム化したWindows版の『ToHeart2 XRATED』(2005年Leaf)が発売され以降広まっていく。ただし、このような作品大半事実上アダルトゲームメーカーが制作したギャルゲー移し変えた物やシリーズ全体見た最初作品アダルトゲームであり、Windows版への「逆移植」によるアダルト移植時間の問題、あるいはアダルトゲーム化を前提としていたなどの意見もある(Leafアクアプラス内のブランド名)。 また、コンシューマゲーム機版から移植する際、サーカスの『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』のように、既にWindows版所有している者に対すセールスポイントにするため、コンシューマゲーム機版で新規追加したキャラクター性的描写加えるといった作品もある。具体的には、Windows版D.C.II 〜ダ・カーポII〜』にヒロイン追加して性的描写削除した内容で、タイトルを『D.C.II P.S.ダ・カーポII プラスシュチュエーション)』としてPlayStation 2移植をし、この追加ヒロインにも新規に性的描写加えてD.C.II P.C.ダ・カーポII プラスコミュニケーション)』としてWindows移植をしている。このようにゲーム内容追加および性的描写削除追加繰り返しながら、コンシューマゲーム機Windowsの両プラットフォーム間を往復する事例少なくない。 その一方アリスソフトのようにほとんどの作品性的な要素ゲーム内根幹部に関わっており、軽微な改変によるギャルゲー化やコンシューマゲーム機への移植コンセプト的に不可能という作品作り続けているメーカーもある。もとより強姦魔が主人公陵辱作品や、性行為以外やることの無いいわゆる抜きゲー」では、非アダルトゲーム化は不可能である。また、成年向けということから、人種部落差別麻薬人身売買などの時事ストーリー取り入れた作品少なくないが、これも倫理問題があるとして不可とされる

※この「移植と逆移植」の解説は、「アダルトゲーム」の解説の一部です。
「移植と逆移植」を含む「アダルトゲーム」の記事については、「アダルトゲーム」の概要を参照ください。

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