秋田酒こまち【アキタサケコマチ】(食用作物)
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登録番号 | 第11840号 |
登録年月日 | 2004年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 秋田酒こまち よみ:アキタサケコマチ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 秋田県 | |
品種登録者の住所 | 秋田県秋田市山王四丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 嶽石進、畠山俊彦、山本寅雄、児玉徹、眞崎聡、川本朋彦、松本眞一、加藤武光、島貫和夫、池田直美、斎藤久一、立花忠則、中田健美、田口隆信、高橋仁、渡邊誠衛、木村貴一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「秋系酒251」に「秋系酒306」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県河辺郡雄和町)における成熟期は中生の中、極大粒で心白の発現がやや多の醸造向きの水稲、粳種である。草型は穂重、稈長はやや長、稈の細太は太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数は少、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小は極大、粒の色沢は中、精玄米千粒重は極大、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は中、香りは無、心白の多少はやや多、大小は中、腹白の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の中、障害型耐冷性は中、穂発芽性はやや難、耐倒伏性はやや弱、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、i、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや強、白葉枯病ほ場抵抗性は弱である。蛋白質含量はやや低である。「美山錦」と比較して、粒着密度が疎であること、精玄米千粒重が大きいこと等で、「吟の精」と比較して、心白が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に秋田県農業試験場(秋田市、現河辺郡雄和町)において、 「秋系酒251」に「秋系酒306」を交配し、雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
秋田酒こまち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
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