秋山A-550号【アキヤマAー550ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第4345号 |
登録年月日 | 1995年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 秋山A-550号 よみ:アキヤマAー550ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社秋山種菌研究所 | |
品種登録者の住所 | 山梨県甲府市高畑一丁目5番地13号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 米山誠 秋山直子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「A-580」と出願者の保存菌株(野生株)を交配して育成されたものであり,中葉,中肉の秋春発生型不時栽培向き中高温性品種である。 菌傘の形は円形,凸形,大きさは中,色は濃褐色,肉の厚さ及び質は普通である。鱗被の付着部位は周縁,大きさは中,色は無色である。菌褶の並び方は正常,幅は狭,色は白色,密度は密である。菌柄は有色,長さ及び太さは普通,菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は 1.0~ 1.5である。走り子発生までの期間は6~9カ月,発生最盛期までの期間は6 ~12カ月,子実体の発生温度は15~20℃,発生時期は秋春型である。乾物率は10~15%,子実体1個当たりの平均乾重は3.0~3.5gである。 「A-580」と比較して,子実体の発生の時期が秋春型であること,菌傘の肉質が軟らかいこと,菌柄が有色であること等で,「秋山A-589」と比較して,菌傘の色が濃褐色であること,菌傘の肉質が硬いこと,鱗被の付着部位が周縁であること等で区別性が認められる。なお,「A-580」,「秋山A-589」,「森436号」,「JMS4H-1」等との対峙培養において,帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の施設において,昭和59年に「A-580」と出願者の保存菌株(野生株)を交配し,60年に選抜を行い,こなら原木に植菌して選抜し,以後これを試作して調査を行い,平成3年に諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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