私掠船の掃討、1863–1864年とは? わかりやすく解説

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私掠船の掃討、1863–1864年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:18 UTC 版)

ワイオミング (戦闘スループ)」の記事における「私掠船掃討、1863–1864年」の解説

ワイオミングフィラデルフィアへの帰還は、アラバマ引き続き極東行動していたため、お預けとなったワイオミング修理完了しオランダ領東インド向かい続いてクリスマス島南軍艦艇補給基地として使われていないかを調査した。島は無人であり、補給基地として使われ形跡発見されなかった。ワイオミングジャワ島のアンジャー(Anjer)に戻ったが、そこでマクドゥガル11月10日、すなわちワイオミングクリスマス島向けて出港した翌日に、アラバマスンダ海峡抜けたという驚くべき事実知ったその日正午には、アラバマワイオミングたったの25マイルしか離れてなかったことになる。 マクドゥガルバタビアからの11月22日報告は、その後東インド水域アラバマ潜んでいそうな場所は全て捜索した述べている。ワイオミングボイラー高圧出せなくなっていたが、マクドゥガルアラバマ捕捉するためにあらゆる努力を行うと約束したワイオミングアラバマ捜索シンガポール向かったが、そこでも何も発見できず、スンダ海峡近くリオ向かった。さらに北上しクリスマスイブにはフィリピン・ルソン島のカヴィテ停泊した。そこでスペイン海軍好意によりボイラー修理石炭搭載行い香港さらに中国黄埔航海したワイオミング1864年2月も、神出鬼没アラバマ捜索あたった米国権益保護のため福州向かい、そこからさらに香港経由して東インド航海したバタビア到着したとき、マクドゥガルボイラー故障は深刻であり、米国戻って修理するかないと判断したジャワ島のアンジャー、喜望峰セントヘレナセント・トーマス島経由する3ヶ月航海の後1864年7月13日ワイオミングフィラデルフィア海軍工廠到着した。初の任務から地球一周して戻ってきたことになる。 しかしながらワイオミング休暇許されなかった。東海岸における、南軍砲艦フロリダCSS Florida)の行動が、疲れ果てたワイオミング別の任務与えたフィラデルフィア海軍工廠司令官であるコーネリアス・ストリブリングCornelius Stribling)代将は、到着したばかりのワイオミングフロリダ捜索命令告げた。ストリブリングはマクドゥガル対し、「長期間航海重要な任務果たしてきたばかりの君と乗員にこの命令告げなければならないのは残念だが、南軍私掠船拿捕することの重要性鑑み、君とその部下喜んで任務遂行することを期待する。」と訓示した。 ワイオミング徹底的な修理無しに、再び海に出るのは不可であった長期間米国海軍工廠での修理受けていなかったため、機械ガタガタであった5日間の間新たな任務のための努力行ったが、ボイラーからの蒸気漏れのため、7月19日にはフィラデルフィアに戻らざるをえなかった。結局完全なオーバーホールのため、7月23日任務解かれた。

※この「私掠船の掃討、1863–1864年」の解説は、「ワイオミング (戦闘スループ)」の解説の一部です。
「私掠船の掃討、1863–1864年」を含む「ワイオミング (戦闘スループ)」の記事については、「ワイオミング (戦闘スループ)」の概要を参照ください。

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