神輿隊全体の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/29 05:39 UTC 版)
以上に加えて以下の補助要員・係が随伴する。 ご祝儀係:高張のさらに先に跳び、ご祝儀を頂ける商店などを探す、お伺い役。 1名〜数名おり、「渡り」「先駆け」と呼ぶ地区もあれば、そのまま「会計さん」「回収さん」「集金係」と呼ぶ人もいる。婦人部(女性)の者が多い。青年会の女性の場合もある。この伺い役の合図を受けた高張が直接、神輿を案内する形が基本であるが、伺い役が複数名おり、ご祝儀袋を同時に掲げているような場合は、間に会長職や役員を挟み、ここから芯出しや高張りにルートを指示する場合もある。 交通整理要員:最低2名つく。国道や大きい交差点では3名必要。特に資格は不必要だが、事実上は自動車の運転経験が必須。当然、神輿の経験も必要。 交通規制がなく、交通量の多い小田原駅前などでは、他町会の交通整理役や渡御責任者との報告・連絡・相談が不可欠であり、実際に共同して交通整理を行う場面は多い。また、交通状況によっては、芯出しや会長を差し置いて、神輿を野声で走らせたり、道端に寄せるなど指示を出すこともある。指示を無視する車の対処、救急車など緊急車両の先導など、あらゆる事態に対処できる能力が求められる。ちなみに、祭礼時に関するトラブルの多くは、神輿:車、あるいは神輿:神輿の交通関連である。 馬持ち・台車係:神輿を下ろす際に使用する馬や台車を運ぶ人。 町会神輿の馬(ウマ)は1人1脚で2人必要な所が多い。台車はコロの関係で1人での操作が難しい場合もある。中に飲み物や救急箱、ご祝儀返しを入れてある場合はその管理もするため2人での運用が望ましい。本社神輿では台車のみの取り回しでも段差などで4人必要な時もある。 神社の行列構成については形態が異なる。一例:松原神社例大祭
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