こうまくがい‐ますい〔カウマクグワイ‐〕【硬膜外麻酔】
硬膜外麻酔
硬膜外麻酔(こうまくがいますい)
硬膜外麻酔
硬膜外麻酔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 04:40 UTC 版)
無痛分娩において最も一般的に用いられる麻酔法。脊髄の近く(硬膜外腔)に麻酔薬(ロピバカイン、フェンタニル)を注射して鎮痛を行う。麻酔薬が胎児にほとんど影響せず、また、母親の意識もはっきりしたまま分娩を行えるといったメリットがある。分娩がすでに進行している場合、素早く鎮痛を行うために脊髄くも膜下麻酔を併用する場合もある。
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硬膜外麻酔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 23:25 UTC 版)
局所麻酔薬を硬膜外腔に投与する方法で行う麻酔である。エピ(epi)あるいはエピドラ(epidural)と略される場合もある。麻酔薬としてはリドカイン、メピバカイン、ブピバカイン、ロピバカイン、レボブピバカインを用いることが多い。日本においては2010年現在、リドカイン、メピバカイン、ロピバカインの使用頻度が高い。近年レボブピバカインも登場し、活用されている。 適応は基本的に脊椎麻酔と同じだが、硬膜外への穿刺部位を変えることで目的とする区域のみに限定して除痛を行う事が可能なため、頚部、胸部の手術にも用いることができる。さらに注入カテーテルを硬膜外腔に留置して局所麻酔薬を追加することによって、より長時間除痛を行う事ができるなどの利点もある。また注入カテーテルを通じて持続的に局所麻酔薬を注入する専用のポンプを用いれば、持続的に除痛を行う事も可能で、胸部・腹部・下肢手術に頻用されている。 硬膜外麻酔は全身麻酔と併用することが多く、併用することで全身麻酔に必要な鎮痛薬の使用量を減ずることも可能である。弱点としては、手技的にやや難しいこと、脊髄くも膜下麻酔に比べて多くの局所麻酔薬が必要となるので局所麻酔薬中毒がやや起こり易い事が挙げられる。
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