皇霊祭とは? わかりやすく解説

こうれい‐さい〔クワウレイ‐〕【皇霊祭】

読み方:こうれいさい

旧制国祭の一。毎年春分秋分の日天皇みずから皇霊を祭る大祭。現在は天皇私事として行われる。《 春》→春季皇霊祭秋季皇霊祭


皇霊祭

読み方:コウレイサイ(koureisai)

春分の日に、天皇宮中皇霊殿歴代天皇后妃皇親神霊親祭される祭儀

季節

分類 人事


皇霊祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/04 06:23 UTC 版)

宮中祭祀の主要祭儀一覧
四方拝歳旦祭
元始祭
奏事始
昭和天皇祭(先帝祭
孝明天皇例祭(先帝以前三代の例祭)
祈年祭
天長祭(天長節祭)
春季皇霊祭・春季神殿祭
神武天皇祭皇霊殿御神楽
香淳皇后例祭(先后の例祭)
節折大祓
明治天皇例祭(先帝以前三代の例祭)
秋季皇霊祭・秋季神殿祭
神嘗祭
新嘗祭
賢所御神楽
大正天皇例祭(先帝以前三代の例祭)
節折・大祓

皇霊祭(こうれいさい、皇靈祭)は、歴代の天皇皇后・皇親の霊を祭る儀式で、宮中祭祀のひとつ。大祭

概要

毎年2回、春分日春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)、秋分日秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)が斎行される。

元々この日はお彼岸であって、先祖を祭る日であった。またお彼岸に最も近いの日は、社日として氏子氏神たる神社に参詣し、春は五穀豊穣を祈り、秋は実りある収穫に感謝する習わしがあった。

1878年明治11年)にそれまでの歴代天皇や主たる皇族忌日にまとめ奉祀した。1908年(明治41年)9月19日制定の「皇室祭祀令」では春季皇霊祭・秋季皇霊祭ともに大祭に指定。同法は1947年昭和22年)5月2日に廃止されたが、1948年(昭和23年)以降も宮中では従来通りの春季皇霊祭・秋季皇霊祭が行われている。祭祀に続いて皇霊殿の前庭にて神楽の東遊が奏される。

また、「年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム」および「休日ニ関スル件」により、春季皇霊祭は1879年(明治12年)から1948年(昭和23年)まで、秋季皇霊祭は1878年(明治11年)から1947年(昭和22年)まで同名の祝祭日休日)であった。以降も「国民の祝日に関する法律」により、それぞれ春分の日秋分の日と改称されて国民の祝日となっている。

関連項目


「皇霊祭」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「皇霊祭」の関連用語





5
国祭 デジタル大辞泉
96% |||||

6
春分の日 デジタル大辞泉
78% |||||

7
秋分の日 デジタル大辞泉
78% |||||


9
大祭 デジタル大辞泉
58% |||||


皇霊祭のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



皇霊祭のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの皇霊祭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS