登場作品と選考基準
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 02:00 UTC 版)
「スーパーロボット大戦シリーズ」の記事における「登場作品と選考基準」の解説
本シリーズは戦争をテーマにした作品のため、登場する作品は基本的に参戦作品と表記している。登場作品は本放送当時バンダイが玩具スポンサーとして関わった作品で、なおかつ日本のアニメ制作会社が制作した作品がほとんどである。これはバンダイナムコグループが商品化権を取得していることがスーパーロボット大戦シリーズに登場するための第一基準になっているためである。その中から知名度の高い作品が主に選ばれるが、携帯ゲーム機作品は低コストでの製作が可能なこともあり、据え置きゲーム機作品に比べると知名度で劣る作品を採用するなど実験的な試みも行われている。最近(2009年時点)では、原作サイドから自分たちの作品を出演させてほしいと要望されることも起きている。2016年時点では、原作の制作段階から出演を打診されることもあると語られている。プロデューサー・寺田貴信のお気に入りで登場作品が決められているのではないかと言われることもあるというが、登場作品はアンケートや玩具の人気の動向などから決められており、寺田の意見が却下されることは頻繁にあるという。 シリーズ初期には「自分たちが好きだから」というマニア的な発想のもと、儲けを気にせず製作していたこともあり、開発担当者の趣味で登場作品が決められていたため(近年〈2001年時点〉では行われていない)、放映終了後しばらく経っている作品が大半を占めていた。しかし、1995年の『第2次スーパーロボット大戦G』にて当時放映していた『機動武闘伝Gガンダム』を採用したところ、古い作品になじみのない低年齢層にも受け入れられることがわかったため、以降は新しい作品も取り入れられるようになった。ただし資料集めが困難という理由から終了後1年程度経過した作品をメインに採用している。 『マジンガー』・『ガンダム』・『ゲッターロボ』の3シリーズは、スパロボシリーズの主人公とされており、ほぼ全ての作品に揃って登場している。これら3シリーズに加え、現代から近未来の地球圏および太陽系を舞台とした作品が主に採用される。設定上で現実世界とは時間軸・空間軸で繋がらない世界を舞台とした作品の採用は珍しく、それらの作品が登場する際には、異世界を舞台にするなどの措置が取られる。 タイトルに「スーパーロボット」と付いているが、シリーズが長きに渡って続くようになってからは、ロボットアニメには属さない作品も採用されている。また、ロボットアニメだが戦いではなくスポーツがテーマの作品、漫画・ライトノベル・テレビゲームなど、アニメに拠らない「ロボットもの」作品、実写特撮作品の参戦も増えている。 具体的な登場作品はスーパーロボット大戦シリーズの参戦作品一覧を参照。
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