番組を通じての社会運動
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「さん!さん!モーニング」の記事における「番組を通じての社会運動」の解説
本番組は番組を通じて社会運動を展開する「行動するラジオ」としても評判を集めており、スタートした年、1972年8月2日には愛知県内の小原村(現・豊田市)で豪雨のために民家が土砂で流されるなどの被害に遭ったことを受けて、番組を通じて仮設住宅の建設を当時の建設大臣の木村武雄に訴えかけた。また愛知県立名古屋盲学校へ「愛の楽器」の寄贈など常に問題を提起、1973年11月7日には「在宅重症心身障害児にオルゴール入り御殿まりを贈る」キャンペーンを開始、翌1974年には5月と7月の二回にわたり、名古屋市に『オルゴール基金』を寄贈。この活動はこの年1974年10月8日に行われた日本民間放送連盟の『民間放送全国大会』で放送活動部門にて連盟賞を受賞。また1975年6月には、「交通遺児のためのお年玉キャンペーン」の一環としてリスナーによる自主的支援組織『さん!さん!午後の会』が結成され、『愛の竹筒募金運動』などが展開された。この活動も、1975年10月9日に行われた同じ民間放送全国大会の放送活動部門にて二年連続連盟賞を受賞した。1975年9月8日には『難病患者のための1億円キャンペーン』を開始して『善意の難病基金』が発足、1979年4月から『財団法人難病救済基金』発足の手続きを進めて実現、1981年5月11日には車椅子用リフトバスを名古屋市身体スポーツセンターに贈呈、同年7月26日には名古屋市内栄公園で開催された『さん!さん!フェスティバル』の会場において『岐阜山鳩の会』と『三重県重度障害者を明るくする会』にミニキャブを贈呈。1982年2月3日には「社会福祉法人 中部善意銀行」に最後の車いす用の車贈呈。このように番組主導での社会活動を続けた。
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