生物・組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 17:03 UTC 版)
カバネ 不死の怪物。生前よりも身体能力が強化されている。人間に対し吸血行動を取り、一定時間噛み付けば相手が絶命していなくても次の標的に向かう。身体に付けられた傷はすぐに塞がり、頭部が破壊されても活動を続ける。倒すには心臓を破壊する必要があり、破壊しない限りは人間の血を求めて生き続ける。心臓は「心臓被膜」と呼ばれる金属の様な組織に覆われており、刀や通常の銃弾では貫通困難であり、破壊には高度な技術が求められる。カバネに傷を負わされた場合、大半の人間は出血多量で一時的に死亡(凝死)するが、一定時間が経つと心臓が発光しカバネとして蘇る。また、死亡しなかった人間でも3日程度の潜伏期間を経過した後に凝死を経てカバネとなる。ワザトリ 戦を重ねて戦い方を覚えた特殊なカバネ。刀や体術を駆使する個体もおり、非常に手強い。4話に登場した個体は来栖を負傷させ、5話に登場した個体は無名を戦闘不能に追い込んでいる。 融合群体(ゆうごうぐんたい) 黒煙り(くろけぶり)とも呼ばれる。無数のカバネが寄り集まり巨大な人型のカバネを形成している。人やカバネを問わず吸収し更に巨大になることができる。青白く光る心臓のカバネを倒せれば群体を霧散させることができる。 鵺(ヌエ) カバネリを心臓にし、人工的に作られた融合群体。狩方衆でも研究が行われており、青白い液体を投与することにより作り出している。 カバネリ 人間でもカバネでもない存在。カバネの身体能力と人の心を持ち、容姿は人間と変わらないが、心臓部に心臓被膜ができている。空腹になるとカバネ同様人間の血を必要とする。いずれはカバネと化すと言われている。 狩方衆(かりかたしゅう) 天鳥美馬(あまとり びば)が率いる対カバネの精鋭部隊。カバネに対しては連戦連勝で、カバネを一掃して土地を取り返したことから英雄とされている。対カバネ装備としてカバネの心臓皮膜でコーティングした刀や迫撃焼夷弾および自動二輪車などを多数保有・運用している。移動拠点となる駿城内ではカバネの研究を行っており、内部に大量のカバネが捕獲されている。 最終話では生駒に克城の破壊および沙梁を殺害され、最終的に総長の美馬も無名に殺害されたことで狩方衆は壊滅した。だが、機動部隊を率いる瓜生と何名かの狩方衆の一員が生き残り、瓜生が金剛郭脱出の線路を菖蒲達に教え、甲鉄城で共に金剛郭を脱出した。
※この「生物・組織」の解説は、「甲鉄城のカバネリ」の解説の一部です。
「生物・組織」を含む「甲鉄城のカバネリ」の記事については、「甲鉄城のカバネリ」の概要を参照ください。
- 生物・組織のページへのリンク