生体内の物質などの用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 22:29 UTC 版)
「リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班」の記事における「生体内の物質などの用語」の解説
DNA デオキシリボ核酸のこと。生物の設計図であり、その構造はA、T、C、Gという4つの塩基からなる二重らせん構造をとっている。この設計図の変異が、自然の進化と退化、未知の探求と危険を持ち合わせている。 RNA リボ核酸のこと。DNAからタンパク質を作る際の仲介的な役割を果たす核酸。DNAの必要な部分(つまり遺伝情報)を元にタンパク質を合成する。 mRNAやtRNAなどがある。DNAとの違いは(G)グアニンが(U)ウラシルになっていること、一重鎖構造のものが多い。 遺伝子 DNAには無駄な部分というのはたくさんある。その中で、タンパク質の設計図となっている大切な部分があるがその部分を遺伝子という。だから、DNAはたくさんの遺伝子と無駄な部分でできているということになる。(ただ、タンパク質を作らない部分でも大切な役割を持っている部分であれば遺伝子に含めたりする例外もある) ゲノム その生物を作るのに必要な遺伝子全部をゲノムというように定義している。しかし、最近はその生物のDNA全体を指すようなニュアンスになってきている(例えばヒトゲノムはヒトの全染色体に記された塩基配列をさす)。 染色体 DNAはとても長いので細胞分裂のときなどにつくる、DNAをちょうどミシンのボビンのようなタンパク質(ヒストン)で巻き取って凝縮させたものを染色体という。 塩基配列 DNAを構成している物質であるA(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)をさす。これらの組み合わせが暗号となって生物の設計図となっている。その塩基の配列、つまり並び方を塩基配列とよぶ。 タンパク質 20種類のアミノ酸によって作られた物質。DNAの指示されたとおりの並び方でアミノ酸を並べて、できたひも状の物質(ポリペプチド)が正確に決まった形に折りたたまれてできた物質。我々の皮膚や臓器、筋肉などを構成している以外に、酵素など液体に見える物質なども作っている。
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