現在のNICs
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 00:53 UTC 版)
下の表は、様々な著者及び専門家により常にNICsと考えられる国を示している。トルコは1961年のOECD原加盟国であり、メキシコは1994年に同機構に加盟した。G8+5は、G8参加国に加え、中華人民共和国、インド、メキシコ、南アフリカ共和国、ブラジルで構成される。 緑色のセルは各指標における高位または最高位を示し、黄色のセルは低位または最低位を示す。 地域国名GDP (PPP)(国際ドル、2013年IMF)一人当りGDP (PPP)(国際ドル、2013年IMF)所得不平等 (GINI)(2008-09年)人間開発指数(HDI、2014年)GDP (実質) 成長率(2013年)典拠アフリカ 南アフリカ 00662.6 12,507 63.1 0.658 (中位) 2.5 % 北アメリカ メキシコ 02,058.9 17,390 48.3 0.756 (高位) 3.9 % 南アメリカ ブラジル 03,012.9 14,987 54.7 0.744 (高位) 0.9 % アジア 中国 16,149.1 11,868 45.3 0.719 (高位) 7.8 % インド 06,776.0 05,450 32.5 0.586 (中位) 6.5 % インドネシア 02,389.0 09,635 36.8 0.684 (中位) 6.2 % マレーシア 00693.6 23,160 46.2 0.773(高位) 5.6 % フィリピン 00643.1 06,597 43 0.660 (中位) 7.2 % タイ 00964.5 14,136 40 0.722 (高位) 6.4 % ヨーロッパ トルコ 01,443.5 18,874 39 0.759 (高位) 4.0 % ゴールドマン・サックスの新興経済国の報告によれば、2050年までに世界最大の経済国は、中華人民共和国、アメリカ合衆国、インド、ブラジル、メキシコになるとしている。 IMFにより中国の一人当たりのGDPは中高位国に分類されているが、OECDの一人当りのGDPの数値に関連し、2014年6月時点で12億人を超す中国及びインドの膨大な人口により、たとえいずれかの国が全体のGDPにおいてアメリカを上回ったとしても、国民一人当りの所得は低水準で推移し続ける。購買力平価による国民一人当りのGDPを算出する際には、各新興工業経済地域の低水準の生活費を考慮する。 ブラジル、中国、インド、メキシコ、南アフリカ共和国は、G8+5において、今日の世界市場及び環境影響における各国の経済的重要性のため、毎年G8参加国と金融及び気候変動に関して議論している。G8+5は、エジプト及び前記の5箇国の追加によりG14に拡大することが期待されている。
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