現在の代表取締役社長・西尾智浩について
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「亀の子束子西尾商店」の記事における「現在の代表取締役社長・西尾智浩について」の解説
2012年から当社の代表取締役社長を務めている西尾智浩は創業者・西尾正左衛門のひ孫である。当社入社前は、ロック系ギタリストとして長年活動していた。以下、西尾家の同姓の人物との混同を避けるため「智浩」と記す。 智浩は中学生の頃にKISSのライブをテレビで見て、ギター演奏を始めた。高校在学中からライブハウスに出演し、1993年に発売されたテレビゲーム「フォーセットアムール」ではBGMのギターを担当。1998年にバンド「Infuse groove」でライブデビューした。山田晃士と智浩は10代の頃からの知り合いで、「山田晃士 au Bourbier」などのユニットにギタリストとして在籍していた。また、THE WILLARDのギタリストとして在籍していた時期がある(2008年~2010年)。 智浩はバンド活動と並行してスタジオ・ミュージシャンとしても活動しており、T.M.Revolution、清木場俊介、浜崎あゆみ、ZIGGY、高橋克典、真矢 (Luna Sea)などのサポートギタリストとして長年活動した実績を有する。 智浩は、父である松二郎の再三の誘いに応じ、2010年に取締役企画部長として当社に入社。ギタリストから実家の経営に転身した理由として、智浩は「昔ながらのやり方が通用しなくなる時代性もあり、会社としてはギリギリのとき。家族経営の負の部分も見えつつありました」と答えている。 智浩は、2012年から当社の代表取締役社長を務めている。クリエイターとしての長年のセンスを活かし、現在は社長業に加えて、亀の子束子の商品企画からブランディングまで経営全体を統括する立場にある。例えば、近代的なキッチンに溶け込むデザインの「白いたわし」は、エッセイストである石黒智子の「茶色い亀の子束子は、私ならキッチンに置きたくない」という意見がきっかけとなり、石黒と当社が共同開発したものである。 さらに、日本の長期的な社会構造の変化を見据え、直営店事業や亀の子束子以外の新商品開発にも力を入れている。当社の直営店事業について、智浩は「実店舗は音楽でいえばライブ。CDで聴くのもいいですが、目の前のお客さんと向き合う生演奏は大切です」と述べている。 智浩は当社の社長業と並行して現在もギタリストとしての活動を継続しており、和佐田達彦とのジャムセッションや、生沢佑一とのコラボ出演などを行っている。 なお、智浩の父である松二郎も大学卒業後、ジャズバンドのメンバーとして短期間活動した後に当社に入社している。 また、偶然ではあるが智浩と同姓同名で別人の、インディーズバンドのボーカル兼ギタリスト(四国地方出身)が存在する。
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