父島へのアクセス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 08:19 UTC 版)
小笠原海運「おがさわら丸」(通称:おが丸)東京港(竹芝桟橋)と父島(二見港)を結ぶ貨客船(所要時間24時間、おおむね観光シーズンは 3日に 1便、オフシーズンは 6日に 1便就航)。片道運賃は等級によって異なり、2万2570円 - 5万6490円、夏期 2万5100円 - 6万2790円)。2016年(平成28年)7月から新造船である 3代目おがさわら丸の就航により所要時間が約 1時間30分短縮された。 テクノスーパーライナー (TSL)「SUPER LINER OGASAWARA」(最高時速約70km、総トン数1万4500トン、乗客数740人)が2006年春以降に就航する計画があり、実現できれば所要時間は約17時間に短縮される見込みだった。しかし、現在のおがさわら丸に比べ接岸時には悪天候に弱く、また高速航行でエネルギー効率(燃費)が悪く(船は速度が上がるにつれて造波抵抗の影響でエネルギー効率が悪くなる)、原油価格の高騰も理由として、小笠原海運は2005年8月にTSLの就航中止を発表した。 共勝丸「共勝丸」東京港(月島ふ頭) - 父島(二見港) - 母島(沖港)を結ぶ貨物船で、東京港(月島)と父島間を所要45時間程度で結ぶ。海況が悪い時は何日も余計にかかることもある。 主たる貨物としてガソリンやプロパンガスなどの危険物(旅客船には法令により危険物を積載することができない)や建設資材などの重量物や食料品(アイスクリームなどの冷凍品を含む)・日用雑貨などを島に運び、島からは空き缶・空き瓶や使用済みペットボトル、廃車などの廃棄物を月島埠頭に運んでいる。おがさわら丸がドック入りの際は、郵便物の輸送も行う。
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