源流企業「新庄」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:43 UTC 版)
「NEZASホールディングス」の記事における「源流企業「新庄」」の解説
1882年、栃木県烏山(現・那須烏山市)の豪商・新井萬吉商店(新萬/あらまん)から初代新井庄吉が分家・独立し、烏山の中心部・仲町に荒物・砂糖・雑貨を主の取扱品として開いた「新井庄吉商店(新庄/あらしょう)」がNEZASグループの始まりである。1900年にはライジングサン石油の特約店となり、グループ発展の礎となる燃料販売事業をスタートさせた。 大正から昭和初期(戦前)にかけて積極的に新事業を手掛け、栃木県内でタクシー業をいち早く始めたほか、宇都宮市大工町で「ミヤコ自動車商会」を興しフォード特約店となり栃木・茨城両県で自動車の輸入・販売を行った。太平洋戦争開戦による国策もあり輸入代理店を辞めることになったが戦後、国内販売網の再構築を急ぐべく新たな栃木県の事業パートナーを探していたトヨタ自動車工業(当時)との特約店契約締結、栃木トヨタ設立へと繋がる。なお、個人商店の新井庄吉商店を法人組織「合名会社新庄商店」にした(1928年)のと栃木トヨタを設立(1946年)したのは二代目新井庄吉(1915年家督相続時に榮次郞より改名)のとき。三代目・新井章一は栃木トヨタの経営を軌道に乗せるとともに旧烏山町長を2期務め(1982-1990年)名実ともに町の盟主となり、四代目・新井祥夫は栃木トヨタを全国トヨタ店優秀五ヵ店にランクアップさせTMCより9年連続で表彰を受ける企業に育て上げ、県経済界でも各種の重職を歴任した。 現在グループを率いる五代目・新井將能は、源流企業でグループの親会社的存在「新庄」について、売上規模等の現状に則したグループ内の立ち位置に苦慮する。NEZASホールディングス発足後の2016年4月、「新庄」の燃料販売事業等を吸収分割により烏山貨物自動車へ統合の上、栃木トヨタ傘下に組み込むこととし「NEZASグループ」の現体制が整った。 2019年、栃木トヨタ社長の職を弟・新井孝則に託し、自らはミャンマーでの海外合弁事業と地域活性化などを目的とした提携事業、産官学の連携事業に注力している。
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