清算、解散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 16:07 UTC 版)
「北海道ちほく高原鉄道」の記事における「清算、解散」の解説
最終列車の通過から1時間が経過し、廃止日である2006年(平成18年)4月21日を迎えた北見市内では、0時を迎えた途端に踏切撤去作業が開始された。この時点で82名いた社員は、4月30日付で74名が解雇もしくは出向元に戻り、5月より3名を新たに加えた11名体制で業務にあたった。6月24日の株主総会で清算会社への移行を決議。資産売却などの残務整理が進められることになった。 車両や土地・施設の売却は順調に進み、2007年(平成19年)12月22日の清算人会で純資産は約4億8,000万円で、これを株主に分配することが報告された。資本金は4億9,995万円であることから、ほぼ額面通りとなった。経営安定化基金は施設撤去費や代替バスの車両購入費などに充てられ残額は約14億8,000万円となっていたが、通学定期差額補助分として約6,000万円を残し、沿線自治体に跡地利用対策費として交付することとなった。 2008年(平成20年)3月15日、26名が出席し最後の株主総会が開催された。株主は万感の思い、すでに廃線となっているので今更どうしようもない思いなど気持ちは様々であった。質問が4件程度出たのみで35分間で終了した。清算結了の登記を経て、3月31日付で北海道ちほく高原鉄道は消滅した。
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