海外遠征売春婦と国内外における批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 00:13 UTC 版)
「大韓民国における売買春」の記事における「海外遠征売春婦と国内外における批判」の解説
「en:Prostitution in South Korea#Korean prostitutes in foreign countries」および「買春ツアー#韓国人の買春ツアー」も参照 詳細は「海外遠征売春婦」を参照 2013年9月8日に釜山地方警察庁の国際犯罪捜査隊は日本・台湾などで遠征売春後に、韓国に帰国していた売春女性や斡旋責任者ら70人を検挙した。海外遠征売春が発覚し、警察などが海外売春にかかわって国威を損なわせた人として通知した場合に韓国人女性・斡旋責任者へ海外渡航を3年間制限する法案が議論されている。 2015年、カナダ警察は、中国や韓国の女性500人以上を誘拐し、カナダへ売り飛ばして売春を強要していたとして、3月下旬から一斉摘発に踏み切り、中韓両国の容疑者6人を逮捕した。容疑者グループは、偽造パスポート、偽造身分証明証、偽造ビザなどを用意して、女性たちをカナダに入国させ、カナダ各地で売春させていた。女性たちは1カ所に数週間監禁され、別の場所に移されるなど各地を転々とし、生活環境は劣悪だったという。 2015年8月23日、ソウル警察庁国際犯罪捜査隊とマカオ司法当局は、韓国売春婦を大量検挙した。2014年2月から2015年5月までブローカーが韓国国内で売春婦66人を募集し、マカオに連れて行き一流ホテルなどで売春をさせていた。売り上げは、1回当たり最大210万ウォン(約21万5000円)で、計7億5000万ウォン(約7700万円)に上り、4カ月で3億ウォン(約3100万円)を得た売春婦もいた。一部の売春婦は、日本女性を好む中国人を相手にするため、着物を着て日本語を話すなど日本人を演じていた。 毎年、外国で売買春で逮捕される韓国人が数百人に達して韓国の国家イメージの低下が懸念されるという指摘が韓国内で出ている。2016年9月8日、国会教育文化体育委員会ヨム ドンヨル(セヌリ党)議員が警察庁から提出を受けた資料によると、警察に検挙された国外売春斡旋・売買春事犯は2012年274人から2013年に496人、2014年263人、2015年599人だった。特に海外で買春をして摘発された韓国人は2012年38人から2013年に64人、2014年に94人、昨年は387人と大幅に増えた。 この期間検挙されたこれらのうち、公職者も7人含まれていた。 検挙された国では日本で647人が最も多く、フィリピン(519人)、アメリカ(147人)、中国(137人)、オーストラリア(99人)などでも韓国人の売買春が多数行われたことが分かった。外国で売買春して摘発され旅券発給制限や返却などの制裁を受けた人員も2012年19人から2015年に54人に大幅に増加した。 ヨム議員は「国家イメージ向上のために旅行者を対象に、政府レベルの事前教育が必要である」と語った。
※この「海外遠征売春婦と国内外における批判」の解説は、「大韓民国における売買春」の解説の一部です。
「海外遠征売春婦と国内外における批判」を含む「大韓民国における売買春」の記事については、「大韓民国における売買春」の概要を参照ください。
- 海外遠征売春婦と国内外における批判のページへのリンク