浅葉家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 14:09 UTC 版)
浅葉 未来(あさば みく) 主人公。初登場時は私立女子校・華雅学園中等部の3年生在籍。3月21日生まれ。華雅学園での呼び名は洗礼名から「ミシェール」。森戸南女学館では名前を捩り「ミッキー」と呼ばれる。おば・さえらの勧めで幼稚舎から華雅学園に通う箱入り娘で、世間知らずの「お嬢様」育ち。思い込みが激しく融通が利かない面や我儘な一面も垣間見える。また、周囲の人間が向ける悪意や好意に鈍く、朱海に想われていることに気づいていないため、たびたび麗をやきもきさせる。引越しを機に、それまでの“井の中の蛙”的な考え方では世の中の様々な状況に溶け込めないことを知り、少しずつ色々な経験を重ね、視野を広げていく。 当初「高等部から華雅に戻る」つもりで、受験勉強に励み、外部生として受験。見事満点で合格するも、ある事件から入学を辞退し、三次試験を受けて森戸南の高等部に進学。 浅葉 譲吉(あさば じょうきち) 未来の父。某銀行の六本木支店長。長野県出身で昭和10年頃生まれ。太陽族に憧れていた世代である。千代田区三番町のマンションを売って、堺惟(葉山と横須賀の境の海沿いにあるという架空の地名)にある大学時代の先輩の家を譲り受け、引っ越すことを決意した。頼りがいのある紳士。一人娘の未来を溺愛しているが、思春期を迎えた愛娘の扱いに戸惑ってしまうこともある。 浅葉 英子(あさば えいこ) 未来の母。譲吉より5歳ほど年下。有楽町のカフェーで出会い、恋愛結婚。結婚当初はポパイのヒロイン・“オリーブ”と同じウエストサイズ(54cm)が自慢だった。女学校を卒業して世間に出ることなく家庭に入り専業主婦になった。未来の箱入り娘の原点は母の教育と、学園生活の両方から培われたものである。 羅士丸(らしまる) 「庭付きの家で犬を飼う」ことが夢だった譲吉が、引っ越して早々に譲り受けてきたダルメシアンの子犬。名犬ラッシーのように忠実で賢い犬になって欲しいと、その名にあやかって“ラッシー”と命名。しかし、未来からは「ありきたり」と却下され、“羅士丸”と改名されてしまった(但し、譲吉は頑なに“ラッシー”と呼び、英子も従って同様に呼んでいる)。朱海には「らし君」と呼ばれる。 エリカのヨークシャーテリア「レディ」につられ、誘拐されたことがある。
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