津島遺跡とは? わかりやすく解説

津島遺跡

読み方:ツシマイセキ(tsushimaiseki)

弥生時代遺跡


津島遺跡

名称: 津島遺跡
ふりがな つしまいせき
種別 史跡
種別2:
都道府県 岡山県
市区町村 岡山市いずみ町
管理団体 岡山県
指定年月日 1971.01.05(昭和46.01.05)
指定基準 史1
特別指定年月日
追加指定年月日 平成14.12.19
解説文: S45-5-118[[津島遺跡]つしまいせき].txt: 津島遺跡は、戦前から練兵場遺跡、または上伊福遺跡という名で知られていたが、遺跡大部分は、練兵場ひきつづいて県営総合グラウンド用地として使用されていたため、その実態は明らかではなかった。昭和37年度に国庫補助事業としてグラウンド中央部の池の部分発掘した際、弥生時代前期低地遺跡であることが明らかにされた。
 その後昭和43年度から44年度にかけて、県立武道館建設に際して発掘調査実施され弥生時代から、古代に至る各時代種々の遺構発見された。
 なかでも弥生時代前期前半円形住居跡倉庫考えられる方形建物跡や、水田水路発見され旭川デルタ地帯形成された微高地集落営まれ、それに近接した低湿地水田営まれていたことが判明した点は、わが国水稲耕作初期実態初め明らかにした点で重要なことといえよう。指定する範囲昭和37年度の調査、および4344年度の調査によって明らかとなった遺構を含む地域、すなわち主としてグラウンド中央緑地帯の部分である。指定により、一昨年以来武道館建設端を発して大い世間耳目あつめた津島遺跡の問題も一応の落着をみることとなったのである
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津島遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/26 14:02 UTC 版)

津島遺跡(つしまいせき)は、岡山県岡山市北区いずみ町の岡山県総合グラウンドおよびその周辺にひろがる、縄文時代晩期から弥生時代古墳時代にかけての複合遺跡。1971年(昭和46年)1月5日に国の史跡に指定されている[1]


  1. ^ 岡山市教育委員会生涯学習課. “津島遺跡”. 岡山市. 2023年6月26日閲覧。
  2. ^ 住居は円形の竪穴建物である。長方形の建物は住居以外の役割を果たしたと考えられる。倉庫の可能性も考えられるが、高床建物かどうかはまだはっきりしない。
  3. ^ 鉄・マンガンの集積層の重なりによって後期に属する半乾田土壌が確認された。半乾田は湿田から乾田への過渡期の水田のこと。低湿地の黒灰色粘土層が弥生時代前期前半の水田層と確認された。


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