法隆寺宝物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:44 UTC 版)
1878年(明治11年)、法隆寺から皇室に献納された「法隆寺献納宝物」300件あまりを保存展示するため、1964年(昭和39年)に開館した。ただし、当初の建物は展示室と収蔵庫を兼ねていたため、開館日は毎週木曜日に限られ、木曜日が雨天の場合は公開されなかった。現在の建物は2代目で、1999年開館。金銅仏などの材質堅固な作品は常設展示となり、館自体の休館日以外は天候にかかわらず毎日公開されている。設計は谷口吉生(東洋館設計者・谷口吉郎の子)。詳細は別項「法隆寺献納宝物」を参照。正倉院宝物には、8世紀の作品を中心に展示されているのに対して、法隆寺宝物館では7世紀の宝物が展示されていることが特徴。現在、1階は灌頂幡、金銅仏・光背・押出仏、伎楽面、2階は木・漆工、金工、絵画、書跡、染織の展示が行われている。 2018年現在の陳列状況は以下の通りである。 第1室(1階) - 灌頂幡 第2室(1階) - 金銅仏、光背、押出仏 第3室(1階) - 伎楽面 第4室(2階) - 木・漆工 - 武器・武具 第5室(2階) - 金工 第6室(2階) - 書跡 - 古代インドと日本の古経典 - 、染織 - 様々な技法の染織品 - 伎楽面の展示は、作品保護のため、金曜日・土曜日のみ公開されている。
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