法隆寺宝物館の建設とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 法隆寺宝物館の建設の意味・解説 

法隆寺宝物館の建設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:48 UTC 版)

法隆寺献納宝物」の記事における「法隆寺宝物館の建設」の解説

献納宝物は、東京国立博物館平常陳列の中で部分的に公開されてはいたが、献納宝物のみが一括して展示される機会長らくなかった。そのため、献納宝物専用展示館建設長年悲願であったが、1961年博物館構内南西敷地にようやく展示館建設着工され1962年竣工。「法隆寺宝物館」と名付けられたこの展示館は、文化財万全な保存のため2年コンクリート枯らした後、1964年10月開館した。この展示館2階建てで、展示館収蔵庫兼ねた建物であり、全ての展示2階行われていた。また、文化財保全のために毎週1回木曜日のみの開館とされ、木曜日であっても雨天の日は閉館とされていた。 この一代目法隆寺宝物館は、建て替えのため、開館から30年後の1994年2月閉館し同年12月から新館の建設始まった旧館閉館から新館建設着工まで10か月要しているのは、この地が寛永寺旧境内であり、建て替えに際して地下遺構発掘調査行ったためである。レストラン図書室などを備えた新・法寺宝物館は、1999年7月開館した旧・法寺宝物館が週1日だけの開館であったのに対し新・法寺宝物館は休館日以外、毎日開館することとなった展示室は1階に2室、2階に4室あり、金銅仏金属工芸のような材質堅固常設展示耐えるものは常時公開される一方で染織品などの脆弱な素材文化財については、随時展示替えが行われている。室別の展示内容以下のとおりである。 第1室 金銅灌頂幡常設展示) 第2室 金銅仏光背押出仏大部分常設展示第3伎楽面3回、各1か月程度の期間のみ開室 第4室 木工・漆工 第5室 金工 第6室 絵画書跡染織 東京国立博物館では、これら宝物学術的調査研究継続的に行っており、その成果を『法隆寺献納宝物特別調査概報』として公表している。『概報』は、1981年刊の「伎楽面」を最初として、年1回ペース刊行されている。

※この「法隆寺宝物館の建設」の解説は、「法隆寺献納宝物」の解説の一部です。
「法隆寺宝物館の建設」を含む「法隆寺献納宝物」の記事については、「法隆寺献納宝物」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「法隆寺宝物館の建設」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「法隆寺宝物館の建設」の関連用語

法隆寺宝物館の建設のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



法隆寺宝物館の建設のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの法隆寺献納宝物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS