沖ドキ!トロピカル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 03:34 UTC 版)
本機は初代『沖ドキ!』のスピンオフ作品にあたる。高ベースAT機で純増枚数約3.0枚。25パイ専用機と30パイ専用機の2種類。 2014年9月の型式試験方式変更に伴い、通常時の変則打ちが可能となり、コイン持ちが良くなったことで1000円あたりの回転数が増加。それに伴って天井ゲーム数が1200Gに延長された。 本作ではリールのスイカ等のデザインが変更、右側のランプがハナちゃんランプに変更、ナビ音声が南野カナ役の竹達彩奈から南野ハナ役の上坂すみれに変更、リールアクションが新規追加、ナビ管理がサブ基盤からメイン基盤に変更されている。 また、ゲームシステムが前作から大きく変更され、当選がれぎゅらーぼーなす主体になり、天国準備モード滞在時のびっぐぼーなす当選が連チャンの鍵を握るゲームシステムになっている。 ボーナス終了後の引き戻しについては、シリーズ共通で最大32Gとなっているが、『沖ドキ!』では数ゲームから十数ゲーム前後で引き戻すのに対して、ベースが高い『沖ドキ!トロピカル』では引き戻すまでに最大32Gまでかかる仕様となっている。 新たに天国準備モードが追加され、れぎゅらーぼーなす終了後に上部のパネルフラッシュ点灯で通常B以上が確定し、ボーナス終了後の32G以内に当選しなかった場合は天国準備か通常Bのいずれかが確定する。通常時に天国準備モード滞在で当選した場合は必ずびっぐぼーなす+天国モードが確定する。尚、本作では通常時のモードが前作と比べて昇格しにくい仕様となっているため、スイカ役経由での当選時は約1/4の確率でびっぐぼーなす+次回天国モードが当選する救済措置を用意している。 本作ではハナちゃんランプが点灯すれば、びっぐぼーなすの1G連+次回天国モードが確定し、天国モード以上からのモード転落時は200G以内での当選が確定する引き戻しモードを経由するため、前作で見られた1G連後の通常A転落というリスクがある程度は回避された。 前作とは大きく異なるゲームシステムを採用したにも関わらず、メーカーのプロモーションや営業の売り込みがユーザーやホールに誤解を招いたことに加えて、前作『沖ドキ!』と同じような低設定運用を行なってきたホールが非常に多かったことが災いし、導入当初からユーザーの支持は得られなかった。しかしながら、前作に匹敵する出玉性能とトロピカル独自のゲームシステムの完成度の高さが一部のユーザーには評価され、2022年1月末までの完全撤去までは一部の店舗で稼働した。
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