気象庁国内観測点の雷日数の統計値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:18 UTC 版)
「雷」の記事における「気象庁国内観測点の雷日数の統計値」の解説
気象庁は国内の主要観測点で雷日数を集計し公表している。これによると、北関東は関東地方内では比較的雷日数が多い地域となっており、特に夏季の雷を特徴としている。関東各地の統計値によると、南関東では東京で年間雷日数が12.9日で、うち夏季(5月から9月)の雷日数は9.7日、同じく神奈川県横浜では年間12.6日のうち夏季8.2日であるが、北関東4県では、栃木県宇都宮では年間24.8日のうち夏季20.9日、群馬県前橋では年間20.4日のうち夏季18.9日、埼玉県熊谷では年間19.7日のうち夏季17.3日、茨城県水戸では年間16.7日のうち夏季13.1日となっており、南関東に比較し顕著に多くなっている。 また、日本海側気候である日本海沿岸各地では冬雷が多く、気象庁統計値によると、秋田31.4日、新潟34.8日、富山32.2日、金沢42.4日、福井35.0日、鳥取26.4日、松江25.4日、福岡24.7日などと、日本国内では雷、特に冬雷の多い地域となっている。一方、測候所では2010年10月に無人化観測を行ったため、雷日数を廃止した。 気象庁統計値によれば、1年間で雷日数が最も多かったのは石川県金沢市で記録した2005年の72日。 年間雷日数の上位記録(統計期間1981 - 2010年、気象官署のみ) 順位雷日数観測地点暖候期寒候期1位 42.4日 石川県金沢市 12.3日 31.1日 2位 35.0日 福井県福井市 11.6日 23.4日 3位 34.8日 新潟県新潟市 11.7日 23.1日 4位 32.2日 富山県富山市 16.5日 15.7日 5位 31.4日 秋田県秋田市 10.9日 20.5日 6位 26.6日 熊本県熊本市 22.0日 04.6日 7位 26.4日 鳥取県鳥取市 12.6日 13.8日 8位 25.4日 島根県松江市 12.6日 12.8日 9位 25.1日 鹿児島県鹿児島市 18.8日 06.3日 10位 24.8日 栃木県宇都宮市 22.6日 02.2日 参考 12.9日 東京都千代田区 10.8日 02.1日 暖候期は4-9月、寒候期は10-3月の雷日数を示す。 年間雷日数の下位記録(統計期間1981 - 2010年、気象官署のみ) 順位雷日数観測地点1位 4.9日 北海道帯広市 北海道釧路市 3位 6.8日 北海道網走市 4位 8.8日 北海道札幌市 5位 9.3日 宮城県仙台市 6位 10.2日 北海道旭川市 7位 11.2日 北海道稚内市 8位 11.8日 和歌山県和歌山市 9位 11.9日 岡山県岡山市 10位 12.2日 北海道函館市 昭和基地(南極)では雷日数は0.0日で観測はされていない。
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