正装と勲章とは? わかりやすく解説

正装と勲章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 02:32 UTC 版)

聖パトリック勲章」の記事における「正装と勲章」の解説

騎士団正装は、”ローブ”と呼ばれるマント帽子頸飾から成り騎士団行事の際に着用される。そして、一般正装の際は大綬章星章着用するローブ 空色で白いシルクの裏地が張られている。星章下記参照)を左側に付ける。ローブには青いフードつけられている。 帽子 元々は白いサテンに青いライン入っていたものであったが、ジョージ4世によって黒のビロード変更された。帽子には赤、白、青3色の羽飾りがついていた。 頸飾 黄金製のハープテューダー・ローズテューダー朝白バラと赤バラ)が交互に繋がれている。テューダー・ローズは、赤の入った白(白バラ)と、白の入った赤(赤バラ)にエナメル彩色されている。中央のハープの上には王冠付き、下に記章吊るされている。 頸飾 大綬章 下端部に記章着いた青空色の大綬 (broad riband) を左肩から右腰へ襷状に掛ける記章 頸飾用と大綬章同じデザインである。金で作られており、中央の聖パトリック十字の上3つの王冠を運ぶシャムロックアイルランドの国章)が配された。その周り標語をマジェスキュール(文字全体の高さがあまり変わらない書体)で書き込んだ青い円で囲まれ、さらにローマ数字騎士団創立年 “MDCCLXXXIII”(100050020080+3=1783年)が書き込まれていた。 星章 騎士団星章八芒星の形をしており、それぞれのとげは光の束を表している。中央には標語設立年が書かれ記章同じデザインになっている星章は左胸にピン止めされた。 グランド・マスター勲章当初他の騎士同じデザインであった。しかしウィリアム4世1831年グランド・マスター対しルビーエメラルド、そしてブラジルダイヤモンド付けられバッジ星章与えた。これが後にアイルランドクラウン・ジュエルとして知られたものである。それらは騎士用の頸飾5つとともに1907年盗まれたことで有名であり、今も行方分かっていない。 騎士団に関するいくつかの品物アイルランド共和国北アイルランド博物館収蔵されている。騎士団122番目の騎士であるクロンブロック男爵ルーク・ディロン (Luke Dillon, 4th Baron Clonbrock) のローブダブリンアイルランド国立博物館 (National Museum of Ireland) に展示されており、第3代キルモレー伯フランシス・ニーダム (Francis Needham, 3rd Earl of Kilmorey) のものはニューリー博物館収められている。ダブリンアイルランド国立美術館 (National Gallery of Ireland) と系図博物館 (National Library of Ireland) はそれぞれ騎士団規則保有している。北アイルランド国立博物館美術館アルスター博物館多くコレクション展示し、さらに2枚ローブ収蔵している。なお、アイルランド近衛連隊騎士団からキャップスターと標語流用している。

※この「正装と勲章」の解説は、「聖パトリック勲章」の解説の一部です。
「正装と勲章」を含む「聖パトリック勲章」の記事については、「聖パトリック勲章」の概要を参照ください。

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