歌行燈とは? わかりやすく解説

うたあんどん【歌行灯】

読み方:うたあんどん

泉鏡花小説明治43年(1910)発表能楽宗家養子喜多八主人公に、芸術至上主義神秘主義とが融合した境地を描く。


歌行燈

作者泉鏡花

収載図書鏡花全集12 小説
出版社岩波書店
刊行年月1987.8

収載図書ちくま日本文学全集 017 泉鏡花
出版社筑摩書房
刊行年月1991.10

収載図書泉鏡花集成 6
出版社筑摩書房
刊行年月1996.3
シリーズ名ちくま文庫


歌行灯

作者泉鏡花

収載図書歌行燈・高野聖 改版
出版社新潮社
刊行年月2003.9
シリーズ名新潮文庫

収載図書新編 泉鏡花第7巻 伊勢名古屋
出版社岩波書店
刊行年月2004.5

収載図書高野聖
出版社フロンティアニセン
刊行年月2005.3
シリーズ名第2刷 (フロンティア文庫)

収載図書泉鏡花
出版社筑摩書房
刊行年月2008.3
シリーズ名ちくま日本文学


歌行灯

読み方:ウタアンドン(utaandon)

作者 泉鏡花

初出 明治43年

ジャンル 小説


歌行燈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/09 01:35 UTC 版)

歌行燈
作者 泉鏡花
日本
言語 日本語
ジャンル 短編小説中編小説
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出新小説1910年1月号
刊本情報
出版元 春陽堂
出版年月日 1912年1月
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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歌行燈』(うたあんどん)は、泉鏡花1910年(明治43年)1月に発表した小説

内容

恩地喜多八はシテ方宗家のであったが、の師匠宗山と腕比べを行い自殺に追い込んだために勘当される。宗山には娘お三重がいたが、親の死によって芸者となっていた。を病み流浪する喜多八は偶々お三重と会い、二度と能をしないとの禁令を破ってお袖に舞と謡を教える。

喜多八の伯父の前でお三重が『海人』(観世では『海士』)の「玉之段」を舞う場面がクライマックスといわれている。鏡花は元来能に深い造詣があった。深夜に響くと謡、舞と海音の描写等が見られる。

1943年成瀬巳喜男監督、花柳章太郎山田五十鈴主演で映画化され、1960年には衣笠貞之助監督、市川雷蔵山本富士子主演で再度映画化された。

資料

関連項目

  • 瀬尾要 - 喜多八のモデルに擬される能楽師
  • 松本長 - 鏡花の従兄弟で、やはり喜多八のモデルに擬される

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