泉鏡花「歌行燈」のモデル説とは? わかりやすく解説

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泉鏡花「歌行燈」のモデル説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/21 06:31 UTC 版)

瀬尾要」の記事における「泉鏡花「歌行燈」のモデル説」の解説

松本金太郎の甥にあたる作家泉鏡花1910年明治43年)、代表作一つである「歌行燈」で師に勘当され才能ある能役者恩地喜多八主人公としたが、そのモデルには瀬尾要擬すのが通説となっている。 鏡花自身1911年雑誌能楽』に掲載した文章で当時破門中だった要に触れており、 「天才の事で思い出したが、宝生流瀬尾要と言うのがあった。一体宝生若手連は遠眼鏡の尻から九郎の芸をのぞいた格で、小さ九郎幾人も動いているようなものであるが、この瀬尾要にはこの仲間に見ることの出来ない一種特徴があって、単に模倣のみでない、個性から流れ出る犯すべからざる芸の力が見えた。…(中略)…凄い程の腕で、同じ型をやるにしても自ずから気品溢れでていた」 と絶賛している。 しかしこの説に対し藤城継夫は要の兄弟子でやはり破門受けた木村安吉モデルという説を唱えており、村松定孝喜多八には要のみならず鏡花従兄弟に当たる松本長面影投影されていることを指摘している。大河内俊輝も、モデルとなったのは要としながら、その風貌はやはり長をイメージしたものだろうと推測している。

※この「泉鏡花「歌行燈」のモデル説」の解説は、「瀬尾要」の解説の一部です。
「泉鏡花「歌行燈」のモデル説」を含む「瀬尾要」の記事については、「瀬尾要」の概要を参照ください。

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