東京2020種目追加検討会議
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「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」の記事における「東京2020種目追加検討会議」の解説
当大会からできた制度、オリンピック組織委員会が推薦するオリンピックの追加種目について、東京2020組織委員会がIOCに提案する種目を検討する会議。 メンバー 御手洗冨士夫 - 座長 武藤敏郎 - 座長補佐 青木剛 秋山俊行 岡崎助一 遠山敦子 福田富昭 オブザーバー 高橋尚子 髙橋道和 室伏広治 沿革 2014年12月8日、モナコで開催されたIOC臨時総会において、オリンピックの改革案『オリンピック・アジェンダ2020』が採決された。この改革案の中には提言「オリンピックの構成は競技ベースから種目ベースへ」の一環として、開催都市のオリンピック組織委員会が追加種目を提案できる、ということが含まれていた。 2015年2月9日、IOC総会決議を受けて当会議発足。 2015年4月27日、かつての公開競技は1988年ソウルオリンピックの柔道女子ように正式競技の国際競技連盟 (IF) の非五輪種目からも選出されていたが、選考対象をARISF加盟のIFの種目に限定することを決定。追加種目制度は『オリンピック・アジェンダ2020』内の提言「オリンピックの構成は競技ベースから種目ベースへ」の一環であるにもかかわらず駅伝の国際陸上競技連盟、グラップリングの世界レスリング連合、3x3(のちに当大会正式種目に)の国際バスケットボール連盟など、オリンピック非正式種目を擁していてもオリンピック正式競技IFの種目は除外された。 2015年5月8日、3つの主要原則を盛り込んだ応募要項を発表。ARISF加盟の33のIFに提案募集開始。 2015年6月8日、応募期限終了。アメリカンフットボール、ウェイクボード、オリエンテーリング、航空スポーツ、コーフボール、サーフィン、水中スポーツ、スカッシュ、相撲、スポーツクライミング、ダンススポーツ、チェス、綱引、ネットボール、ビリヤード、武術太極拳、フライングディスク、ブリッジ、フロアボール、ボウリング、ポロ、ブールスポーツ、野球ソフトボール、空手、ラケットボール、ローラースポーツの26のIFが応募。クリケット、ライフセービング、モーターサイクル競技、登山、ペロータ・バスカ、パワーボート、水上スキーの7のIFが応募せず。 2015年6月22日 、追加種目の1次選考結果を発表。野球ソフトボール、ボウリング、空手、ローラースポーツ、スポーツクライミング、スカッシュ、サーフィン、武術太極拳の8競技内の種目に絞られた。 2015年9月28日、提案種目案(野球ソフトボールは野球男子、ソフトボール女子。空手は男女組手3階級、男女形。ローラースポーツのスケートボードは男女ストリート、男女パーク。スポーツクライミングは男女ボルダリング・リード・スピード複合、男女サーフィンショートボードの5競技18種目)を決定。東京2020組織委員会理事会が案通りに提案種目を決定。IOCに追加種目を提案。 2016年8月3日、リオデジャネイロでのIOC総会で提案の追加種目18種目の実施が決定される。
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