東京2020オリンピック・パラリンピック支援団
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「オリンピック支援集団」の記事における「東京2020オリンピック・パラリンピック支援団」の解説
2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピックの支援のために臨時編成された部隊である。前回の東京大会開催時同様に東部方面総監部内に設置され、2021年7月18日に朝霞駐屯地において編成完結し、9月6日までの間、約1か月半にわたり大会を支援した。名称上は"集団"より小さい"団"編成であるが、編成規模は8,200人と1964年開催時よりも人員が増強され、陸自だけでなく海空からも人員が派遣されている。『讀賣新聞』の報道によると、うち約7,600人が大会警備を、約370人が式典での国旗掲揚等を、衛生科の医官約10人と看護官約70人が大会での医療体制への支援業務にあたる予定。また、TBSによれば大会運営におけるサイバー防衛や会場上空の防空といった任務にもあたる。 隊旗として支援団長旗が使用されており、いわゆる五輪マークも使用されているが、1964年の東京大会や1972年の札幌大会、1998年の長野大会の際の団長旗のものとは大きさが異なり、意匠が大きく異なっている。従来の陸将補旗(団長旗)と、「その他」の隊種標識色に相当する白地に赤の線で示された群旗・大隊旗が存在するが、右下に今大会のエンブレム(ロゴマーク)が添えられ、下には「防衛省 陸上自衛隊 東部方面隊」と印字されている。 アーチェリー、射撃、セーリング、自転車競技会場の整理等を行う4個会場整理支援群・2個会場整理支援隊と、それを支援する会場整理全般支援群、アーチェリー、射撃、近代五種の競技会場を運営する競技運営協力隊、式典関係を支援する式典協力隊、射撃会場の医療支援を行う医療支援隊の5個群5個隊(乙編成)基幹の編成を執る。 支援全般の担任は東部方面総監が行うが、セーリング競技の海上部分については横須賀地方総監が担任する。
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