曼珠沙華_(曲)とは? わかりやすく解説

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曼珠沙華 (アルバム)

(曼珠沙華_(曲) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/03 09:30 UTC 版)

曼珠沙華
山口百恵スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップス
歌謡曲
時間
レーベル CBSソニー
プロデュース 酒井政利
チャート最高順位
山口百恵 アルバム 年表
THE BEST 山口百恵
(1978年)
曼珠沙華
(1978年)
A Face in a Vision
(1979年)
『曼珠沙華』収録のシングル
  1. いい日旅立ち
    リリース: 1978年11月21日
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曼珠沙華』(マンジューシャカ)は、山口百恵の16枚目のスタジオ・アルバム。1978年12月21日CBSソニーよりリリースされた[1]

概要

正式なアルバム・タイトルは『二十才の記念碑 曼珠沙華

帯コピー:あなたの前で女でありたい。私はもうはたち…

”曼珠沙華” (マンジューシャカ) とは ”mañjūṣaka” というサンスクリット語の音写で、”如意花”(にょいか) と漢訳される[2]。この花を見る者は自ずからにして悪業を離れ、天神が意の儘にこの花を雨のように降らせると考えられるという、白色で柔らかな天界の花を意味する[3]

アルバムとしての統一感を出すため、LPのA面を「曼珠沙華の章」、B面を「無垢の章」としている[2]。大ヒット曲「いい日旅立ち」を収録しており、自身のオリジナル・アルバムでは最大のヒットとなった。ジャケット写真のヌード(バストトップ)は、篠山紀信撮影によるものである。

タイトル曲「曼珠沙華」は完成度の高い傑作となり、プロデューサーの「アルバムだけでなくもっと多くの人に聴いて欲しい」という思いから、翌1979年3月発売のシングル「美・サイレント」のB面に収録された[4]。アルバムでは曲の冒頭部分に百恵のナレーションが入っているが、シングル・バージョンではカットされており、1990年9月15日に発売されたCD選書版でもナレーションがカットされている。2003年6月4日に発売された全オリジナルアルバム22枚を復刻したCD-BOX『MOMOE PREMIUM』にはリマスタリング音源で収録され、ナレーションも復刻している(2007年9月30日には更なるマスターサウンド仕様が施された『Complete MOMOE PREMIUM』が発売された)。

M-3「惜春通り」は1994年4月に、新アレンジ、ボーカル別テイクが採用され14年振りのシングルとして発売された。カップリングには「愛染橋」が選曲されている[5]

収録曲

A面 — 曼珠沙華の章
# タイトル 作詞 作曲 編曲
1. いい日旅立ち 谷村新司 谷村新司 川口真
2. 「シュルード・フェロー (Shrewd Fellow)」 野原理香 穂口雄右 川口真
3. 「惜春通り」 石丸博 川口真 萩田光雄
4. 「ジェラシー」 うさみかつみ 萩田光雄 萩田光雄
5. 「夢のあとさき」 山上路夫 佐藤勝 川口真
6. 曼珠沙華 阿木燿子 宇崎竜童 萩田光雄
B面 — 無垢の章
# タイトル 作詞 作曲 編曲
1. 「横須賀サンセット・サンライズ」 阿木燿子 宇崎竜童 川口真
2. 「プリティー・ハーロット (Pretty Harlot)」 野原理香 穂口雄右 萩田光雄
3. 「ひとふさの葡萄」 石丸博 川口真 川口真
4. 「十五の頃 (紅梅集)」 山上路夫 佐藤勝 萩田光雄
5. 「ひといろ足りない虹のように」 新川和江 萩田光雄 川口真
6. 「横須賀サンセット・サンライズ」 阿木燿子 宇崎竜童 川口真

関連人物

関連作品

脚注

出典

  1. ^ 山口百恵 曼珠沙華(通常盤)”. Sony Music Shop. Sony Music Solutions. 2023年5月6日閲覧。
  2. ^ a b 川瀬 2011, p. 253
  3. ^ 精選版 日本国語大辞典 「曼珠沙華」の意味・読み・例文・類語”. コトバンク. DIGITALIO. 2023年5月6日閲覧。
  4. ^ 川瀬 2011, p. 257
  5. ^ 惜春通り 山口百恵”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年5月6日閲覧。

参考資料





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