楽譜発見とは? わかりやすく解説

楽譜発見

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 05:13 UTC 版)

須賀田礒太郎」の記事における「楽譜発見」の解説

須賀田の死後、彼の名は音楽界から完全に忘れ去られた。1994年刊行の「日本管弦楽作品表」(楢崎洋子編著/日本交響楽振興財団・刊)には、須賀田の名前と主要作品演奏歴等が詳しく記載されていたが楽譜所在不明で、行進曲新中国」、「台湾舞踏曲」、序曲万民翼賛」、「サラセン舞曲」など数曲の吹奏楽曲NHKアーカイブス確認されたのみであったそうした状況の中、須賀終焉の地田沼町では「ご飯の歌」「曼珠沙華」などの歌曲がずっと歌い継がれていた。1997年平成9年)、田沼町女声コーラス15周年コンサートの際、同コーラス表・慶日出子は須賀田の親族に、こう問いかけた。 もっと他に須賀先生作曲された、私たち歌えるような曲はないでしょうか? 当時須賀田が住んでいた住居はすでに無く古びた残されているのみであった。「あのに、先生譜面納められているはず」須賀田から直接レッスン受けた元田小学校教師尾花陽子証言受けて親族調査約束した1999年5月の最も奥から黒い革を張った大きなトランク発見された。調査立ち会った須賀田の姪子黒澤雄太は、その時の様子次のように記している。 トランク開けた瞬間今まで闇の中熟成されてきた須賀田礒太郎という名の作曲家思いのたけが、50年の時を超えて大空舞いあがっていった。 トランクからは25曲の管弦楽曲をはじめ室内楽曲歌曲吹奏楽曲からピアノのための小品童謡シャンソンオペレッタにいたるまで、多種多様なジャンル楽譜の他に、音楽会ポスター新聞記事雑誌など50点。須賀田がその生涯をかけて取り組んだ仕事の、ほぼ全て納められていた。

※この「楽譜発見」の解説は、「須賀田礒太郎」の解説の一部です。
「楽譜発見」を含む「須賀田礒太郎」の記事については、「須賀田礒太郎」の概要を参照ください。

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