晩年・鋼製車体への更新
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/21 14:11 UTC 版)
「上信電気鉄道デハ1形電車」の記事における「晩年・鋼製車体への更新」の解説
その後終戦後に至るまでの20数年間特に手を加えられずに運用された本形列であるが、1948年(昭和23年)から1950年(昭和25年)にかけて室内灯のグローブや座席シートの整備、ポール仕切りであった運転席の完全仕切化といった内装の更新工事を行ったほか1950年と1951年(昭和26年)には、荷物室を撤去のうえで事実上サハとして使用していたサハニ2両の本格的なサハ化工事を行い、サハ1,2と形態を統一したうえで、サハニ1からサハ3、サハニ2からサハ4へと改番を行っている。 しかし1950年代半ばには車齢30年を越えて各部の老朽化・陳腐化が進行したため、台車や台枠、一部電装品を再利用してすでに鋼体化を終えていたデハ10形と同様の車体を新造することになり、1953年(昭和28年)のサハ3を皮切りに、1960年(昭和35年)までに9両全車がデハ20形、クハ20形、デハニ30形、クハニ10形の各形列へと順次更新され姿を消した。 なおED31 6を導入する際に、本形列の発生品であるDJ11B電動機と27-MCB-2台車、CIB10064A制御器が流用されている。
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