時間の砂シリーズ
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「プリンス・オブ・ペルシャシリーズ」の記事における「時間の砂シリーズ」の解説
『プリンス・オブ・ペルシャ』の 知的財産権を所有していたメックナーは、『プリンス・オブ・ペルシャ3D』の失敗後は新作に対して消極的だったが、シリーズのリブート作品となる『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』 (Prince of Persia: The Sands of Time) でユービーアイソフトと協力して作品の開発を行い、金子孝弘がプロデューサーを務めた。2003年に発売された。この開発チームは『スプリンターセル』の開発スタッフで、3Dアクションゲームでは実績があった。新生『プリンス・オブ・ペルシャ』の目標は、アクションアドベンチャーのジャンルに新しい命を吹き込むことだった 。ストーリーは永遠の命が手に入る「時間の砂」を巡って展開される。ゲームシステム的には時間を巻き戻すことで操作のミスをやり直せる「時間のダガー」が追加された。この作品は成功し、シリーズ化されることになった。 メックナー氏は2004年に発売されたシリーズ第2作『プリンス・オブ・ペルシャ ケンシノココロ』 (Prince of Persia: Warrior Within) の制作には参加せず、暗い雰囲気と暴力レベルの高さを魅力的ではないとコメントした。こうした変更については批評家からは賛否両論だったが、販売は好調だった。 2005年にはシリーズ第3作『プリンス・オブ・ペルシャ 二つの魂』 (Prince of Persia: The Two Thrones) が発売された。『二つの魂』の開発者とアーティストは、 『時間の砂』の明るく漫画的なトーンと、『ケンシノココロ』のグリットなメディアとの間でバランスを取ろうとした 。 『時間の砂』三部作は一旦は完結し、2008年11月に新シリーズの第1作となる『プリンス・オブ・ペルシャ』が発売された(後述)。しかし、この作品は1作だけで続編は発売されなかった。 2010年5月には『時間の砂』と『ケンシノココロ』の物語の間に相当する「時間の砂」シリーズ4作目の『プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂』 (Prince of Persia: The Forgotten Sands) が発売された 。2010年5月に公開されたシリーズ初の映画化作品である『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』の関連作であることを意識して命名されている。
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