明方の山村生産用具
名称: | 明方の山村生産用具 |
ふりがな: | みょうがたのさんそんせいさんようぐ |
種別: | 生産、生業に用いられるもの |
員数: | 2,037点 |
指定年月日: | 1979.05.21(昭和54.05.21) |
所有者: | 郡上市(明宝歴史民俗資料館保管) |
所有者住所: | 岐阜県郡上市 |
管理団体名: | |
備考: | 焼畑農耕88点,一般農耕302点,山樵313点,養蚕223点,畜産126点,染織308点,手仕事関係235点,諸職関係129点,狩猟漁撈59点,運搬具54点,仕事着87点,飲食灯火88点,信仰儀礼25点 |
解説文: | 奥美濃の山村明方は、長良川および木曽川の上流に位置し、その大部分が山林原野で占められる地域で、峠越えで山国飛騨に接している。昭和三十年代までは、鎌倉街道と呼ばれる道筋に点在する村落の住民は山林業や農業で生活し、典型的な山村生活の色彩を濃厚に残していたが、その後の経済社会の急激な変貌は、これら住民の職業・生活様式を大きく変化させた。 この収集は明方を舞台として往時から脈々と営まれてきた生産関係の用具をとりまとめたもので総点数二〇三七点、木挽や炭焼が使った山樵関係用具、焼き畑や田畑に使った農耕用具、農耕馬や牛の飼育に用いた畜産用具、糸つむぎ・機織り・色染めに使った染織用具、藁・竹・木など身近に入手できる材料で種々の用具を製作する手仕事関係用具、板剥【へ】ぎ・槽【ふね】ほり・鉄沓屋【かなぐつや】などの諸職関係用具、狩猟や漁撈の用具とともに、こうした生産を営む折に使った運搬具や関係の仕事着・飲食器・灯火具および信仰用具などを網羅している。 これら収集品は中部地方における典型的な山村生活の実態と変化を知る上で重要である。 |
生産、生業に用いられるもの: | 徳山の山村生産用具 房総半島の漁撈用具 日向の山村生産用具 明方の山村生産用具 最上川水系の漁撈用具 有明海漁撈用具 木曽塗の製作用具及び製品 |
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