明日の稚児舞
名称: | 明日の稚児舞 |
ふりがな: | あけびのちごまい |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 明日稚児舞保存会 |
選択年月日: | 1972.08.05(昭和47.08.05) |
都道府県(列記): | 富山県 |
市区町村(列記): | 下新川郡宇奈月町明日 |
代表都道府県: | 富山県 |
備考: | 越中の稚児舞 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | この芸能は、富山県下新川郡宇奈月町明日【あけび】の真言宗法福寺の観音会のおり(四月十八日)に演じられるもので、北陸方面の仏寺における稚児舞はその類例も少なく、地方的流派的に特色の濃いものである。また舞楽の地方民間化し、さらに稚児のたずさわる点は芸能史的にも貴重である。 演目は、矛の舞、太平楽、臨河楽・万歳楽・千秋楽の五曲からなる。 舞人は十歳から十四歳までの男児(大稚児・小稚児各二人)で、矛の舞のほかは四人で舞う。 稚児は、法会当日、僧衆とともに本堂に参拝するが、肩車で舞台入りする慣習を持っているなど、民俗的にも特色のあるものである。 |
明日の稚児舞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 13:39 UTC 版)
明日の稚児舞(あけびのちごまい)は、富山県黒部市宇奈月町明日に伝わる民俗芸能の稚児舞。選択無形民俗文化財および重要無形民俗文化財に選択・指定されている。
概要
明日の稚児舞は、安土桃山時代に始まったとされており、毎年4月18日に法福寺の観音会にて奉納される舞である[1]。
1972年(昭和47年)8月5日に選択無形民俗文化財に選択され、その後、加茂神社の稚児舞・熊野神社の稚児舞とともに、越中の稚児舞の一つとして、1982年(昭和57年)1月14日に重要無形民俗文化財に指定されている[2]。また2006年(平成18年)には、「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」に選定されている。
稚児舞は、矛の舞、大平楽、臨河楽、万歳楽、千秋楽の 5曲からなり、上方系の舞楽が地方化したもので、古い民俗行事の特色を伝えており稚児舞の典型例であるとされている。法福寺で本堂の前庭中央に舞台を作って 小学生4人の稚児が舞い、曲目によって舞い方が異なる。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
- 越中の稚児舞 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 明日の稚児舞 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 『とやまの文化財百選シリーズ(3) とやまの祭り』(富山県教育委員会 生涯学習・文化財室)
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