東郷人形浄瑠璃とは? わかりやすく解説

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東郷人形浄瑠璃

名称: 東郷人形浄瑠璃
ふりがな とうごうにんぎょうじょうるり
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 東郷人形浄瑠璃保存会
選択年月日 1979.12.07(昭和54.12.07)
都道府県(列記): 鹿児島県
市区町村(列記): 薩摩郡東郷町斧渕
代表都道府県 鹿児島県
備考 所在地同一都道府県内のもの(このデータ種別1から移行しています)
解説文:  文弥【ぶんや】節による一人遣い人形芝居で、舞台は腰幕様式人形操法両手突込みである。
 元禄十一年(一六九八)の頃、参勤交代随行した東郷郷士が、郷里の子弟の士気を鼓舞するために上方から文弥節師匠連れ帰って広めたものと言い伝えられている。かつては近隣南瀬【のせ】郷、高城【たき】郷にも同種の人形芝居伝えられていたが、今は斧渕にだけ残っている。
 語りは、三味線小太鼓拍子木伴奏とし、演目には「源氏烏帽子折げんじえぼしおり】」をもととして、「常磐御前ときわごぜんの段」「鞍馬下りの段」などがあり、また「門出八島」「出世景清【しゆつせかげきよ】」などが演じられたというが、いまは「常磐御前の段」だけしか演じられなくなってしまった。
 この種の人形芝居は、他には佐渡加賀日向の地で僅かに伝え残されているだけであり、人形芝居芸態演出法の変遷を知るうえの貴重な芸能資料である。



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